未来のフィギュアスケート界を背負って立つ若き才能たちが、スイスのローザンヌで熱い火花を散らしています。原則として15歳から18歳までのアスリートが集う第3回冬季ユースオリンピックが2020年1月10日に開幕を迎え、世界中のスポーツファンの視線が注がれました。その中でも特に大きな注目を集めているのが、日本男子フィギュアの次世代エースとして期待される鍵山優真選手です。神奈川県の星槎国際高等学校横浜に所属する彼は、初日から見事な滑りを披露してくれました。
今大会の男子シングル前半戦となるショートプログラムにおいて、鍵山選手は72.76点をマークし、堂々の3位という好位置につけています。彼は2019年12月に開催された全日本選手権でもシニアの強豪たちに割って入り、見事に3位に輝いたばかりの実力者です。その勢いを維持したまま挑んだ大舞台でも、しっかりと上位に食い込むあたりに勝負強さを感じずにはいられません。SNS上では「世界の舞台でも物怖じしない滑りが素晴らしい」「表現力に磨きがかかっている」といった歓喜の声が溢れています。
一方で、今大会の首位に立ったのはロシアのアンドレイ・モザレフ選手で、79.72点という高得点を叩き出しました。彼は2019年12月のジュニアグランプリファイナルで2位に輝いた強敵であり、今回もその高い実力を遺憾なく発揮した形です。鍵山選手とは約7点という点数差が開いているものの、フィギュアスケートにおいてはこの程度の差は後半の演技次第で十分にひっくり返せる範囲だと言えます。強敵の存在は、むしろ彼にとって心地よい刺激となっているに違いありません。
ここでフィギュアスケートのルールに馴染みがない方のために少し解説を挟みますと、この競技は技術要素の正確性を競うショートプログラムと、より長時間の演技で総合力を試すフリースケーティングの合計点で競われます。つまり、前半で多少のリードを許していても、後半のフリーで難易度の高いジャンプを成功させれば、大逆転劇を演じることが可能となる仕組みです。鍵山選手が持つ高い技術力とダイナミックなジャンプレンジを考慮すれば、ここからの巻き返しは現実的な目標でしょう。
編集部としては、鍵山選手には周囲のプレッシャーを跳ね除け、自分自身のベストを尽くしてほしいと強く願っています。2020年1月12日に予定されている運命のフリースケーティングでは、彼の持ち味である躍動感あふれるステップと美しいスピンが再び氷上で輝くはずです。ライバルたちの壁は厚いですが、日本が誇る若き至宝が世界の頂点へと駆け上がる瞬間を、私たちは期待を込めて見守りたいと思います。彼ならきっと、ファンの熱い声援を力に変えて素晴らしい演技を見せてくれるはずです。
コメント