量子PCや5Gを支える影の主役!エリオニクスが誇る世界最先端の「電子ビーム描画装置」が海外&量産市場へ進撃中!

東京都八王子市に拠点を構えるミドル企業「エリオニクス」が、世界から熱い視線を集めています。同社の主力製品である「電子ビーム描画装置」の勢いが止まりません。この装置は、目に見えないほど微細な電気回路を基板に描き出す驚異のテクノロジーを搭載しています。現在、最先端の量子コンピューターや光ファイバー通信を手掛ける世界中の研究機関から注文が殺到しており、SNSでも「日本のモノづくりの底力が凄すぎる」「技術力が世界標準」と大きな話題を呼んでいるのです。

電子ビーム描画装置とは、光の代わりに電子の粒子を用いたビームを照射し、極めて精密な回路パターンを刻むシステムのことです。エリオニクスの装置は、髪の毛の太さの数万分の一に相当する、幅3ナノメートルという世界トップクラスの細さで加工が可能です。高い電圧で放出したビームをレンズで限界まで細く絞り込み、シリコンなどの基板に塗った感光剤へ寸分の狂いもなく回路を描いていきます。この圧倒的なナノテクノロジーが、次世代のハイテク産業を根底から支えています。

同社の七野実社長は、描画の細さだけでなく、加工時におけるビームや対象物の位置決めをコントロールする「制御技術」に本当の強みがあると胸を張ります。どれほど細い線が引けても、狙った場所からズレてしまっては最先端のデバイスは作れません。この作動の精密さこそが、目の肥えた研究者たちを唸らせる理由でしょう。これまでは、国の研究機関や大学による最先端半導体の試作開発向けが売上の8割以上を占めており、まさに研究開発の現場に不可欠な存在となっています。

最近では半導体以外の新分野での需要が急増しています。その筆頭が、米グーグルの実験で異次元の計算速度が実証され、世界中で開発競争が激化している「量子コンピューター」です。この革新的なマシンの専用部品に使う回路開発に、同社の装置が導入されています。従来のコンピューターでは不可能な超高速処理を実現する心臓部が、八王子の技術によって生み出されている現実に興奮を禁じ得ません。日本の小さな企業が、世界の未来を変える技術のインフラを担っているのです。

さらに、身近な通信環境を劇的に変える「5G」の領域でも大活躍しています。光ファイバー通信の機器には多くのレンズが使われますが、エリオニクスの装置でレンズ表面に微細な凹凸を作ることで、レンズ自体の薄型化が可能になります。これが基地局間の光通信に用いるレーザー発振器などの開発に直結しているのです。5Gの実用化に伴い、国内のみならず、アメリカや中国の研究機関からも引き合いが絶えません。SNSでも「5Gの進化の裏にこの企業あり」と称賛されています。

この世界的な需要を取り込むため、同社は海外展開を猛烈に加速させています。2018年11月には中国の深センに新たな拠点を設立しました。従来の代理店任せのビジネスとは異なり、現地の研究者同士のネットワークを通じて顧客を紹介してもらう理想的な循環が生まれています。その結果、2019年9月期の海外売上高比率は38.2%に達し、前の期から8.3ポイントも急上昇しました。この海外市場での大躍進が、全体の売上高で過去最高を更新する最大の原動力です。

これまでは研究用途が中心でしたが、同社はついに「半導体の量産化」という巨大市場への参入を果たします。産業技術総合研究所と共同開発した、低コストかつ高速な描画装置の販売を2020年4月に開始する予定です。この装置は「ナノインプリント」と呼ばれる技術に対応しています。これは、微細な回路パターンの型を作り、それをハンコのように基板へ押し当てて大量生産する画期的な手法です。今回の新型装置の登場により、量産プロセスの効率が劇的に向上します。

具体的には、幅100ナノメートルの微細回路を持つ半導体の型を作る時間を、従来の最大約100分の1に短縮できるというから驚きです。岡林徹行会長は「これにより、微小な電子機械システムであるMEMSなどの生産コストを大幅に下げられる」と確信をのぞかせます。スマートフォンのセンサーなどに使われる部品の製造コストが下がれば、私たちの生活にも大きな恩恵がもたらされるでしょう。研究用から産業用への進出は、同社のビジネスモデルを大きく変える転換点です。

国内の研究開発予算が伸び悩む中、エリオニクスが見据えるのは間違いなくグローバル市場の未来です。今後は急成長する海外市場を確実に掴み取るため、貿易実務のスペシャリストや、英語で保守点検ができる技術人材の中途採用を計画しています。優れた技術に甘んじることなく、時代の変化を捉えて攻めの姿勢を崩さない同社の戦略には脱帽します。最先端科学の発展と産業の進歩を足元から支えるエリオニクスは、これからも世界を驚かせてくれるに違いありません。

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