2019年のJRA賞が2020年1月7日に発表され、最優秀2歳牡馬にコントレイル、最優秀2歳牝馬にはレシステンシアが輝きました。ともに関西の厩舎に所属する無敗の若き天才馬たちです。年が明けていよいよ3歳シーズンを迎えた両雄は、2020年のクラシック戦線で主役となることが期待されています。SNS上でも「この2頭の強さは本物」「春のG1が今から待ち遠しい」といったファンからの熱い声援が飛び交い、競馬界全体の盛り上がりは最高潮に達している状況です。
3戦3勝と波に乗る牡馬のコントレイルは、レース中の騎手の合図に応えて鋭く加速する末脚(すえあし)が最大の武器でしょう。2戦目の東京スポーツ杯2歳ステークスでは、2着に5馬身もの大差をつける圧倒的な走りを披露しました。記録した1分44秒5という走破タイムは、従来の記録を大きく塗り替える破格の2歳日本レコードです。この衝撃的な勝利には、多くの競馬ファンが驚きを隠せず、ネット上でも「異次元の強さだ」と大きな話題を呼びました。
続くG1のホープフルステークスでも、同馬は見事な勝利を収めています。ここでは、競走馬が最も高い能力を発揮できるように手綱を捌く鞍上(あんじょう)の福永祐一騎手が、最後に手綱を抑えるほどの余裕を見せました。実は、母やきょうだいが短距離で活躍していたため、2000メートルという中距離への対応が不安視されていたのです。しかし、そんな血統の壁をあっさりと跳ね除け、スタミナ面での課題を完全にクリアした姿には強い王者の風格が漂います。
5月の日本ダービーで挑む2400メートルに対応できるかは未知数ですが、4月の皐月賞では最有力候補となるに違いありません。「いずれ日本を代表する馬に」と語る福永騎手の言葉には、私自身も深く共感を覚えます。ディープインパクトの血を引くこの超新星が、どこまで伝説を築き上げるのか胸が高鳴るばかりです。一方、牝馬のレシステンシアも3戦無敗と負けていません。デビュー当初に見られた、外側に逃げようとする悪癖も見事に解消されています。
彼女が真価を発揮したのは、2歳女王を決める阪神ジュベナイルフィリーズでした。前半から猛烈なハイペースでレースを引っ張る逃げの戦法を繰り出しながら、最後の直線でも衰え知らずの脚で後続を5馬身突き放したのです。精神面の成長も著しく、大観衆の前でも動じない度胸は本物だと言えます。こちらも距離延長という課題はありますが、4月の桜花賞までは主役の座を譲らないでしょう。この関西勢2頭が魅せる夢の続きから、一瞬たりとも目が離せません。
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