アメリカの女子プロゴルフツアーで、日本の畑岡奈紗選手が素晴らしい躍進を見せています。2020年1月26日に最終日を迎えた大会で、彼女は前週の開幕戦に続き、なんと2週連続で2位という輝かしい成績を収めました。優勝まであと一歩という大激戦が展開され、ゴルフファンの胸を熱くさせています。ツアー通算4勝目の期待がかかる中、世界のトップランナーたちと互角に渡り合う姿は、私たちに大きな感動を与えてくれました。
今回の試合は、最終組で一緒に回ったマデレーン・サグストロム選手との息をのむデッドヒートとなります。前半の畑岡選手は絶好調で、3つのバーディーを奪って見事にレースをリードしました。バーディーとは、各ホールに設定された規定打数(パー)より1打少なくカップインすることです。果敢に攻める姿勢が実を結び、一時は首位を快走する展開を作りました。このまま一気に突き放すかと思われ、応援にも熱が入ります。
しかし、後半に入るとコースの難しさが牙を剥き、3メートルから4メートルほどの決定機を作れず伸び悩む展開へ陥りました。10番ホールでこの日最初のボギーを叩いてしまいます。ボギーとは規定打数より1打多くかかってしまうことで、流れが変わりやすい緊迫した局面です。それでも15番と16番で連続バーディーを奪い返して突き放しにかかる底力は、まさに世界レベルの技術と言えるでしょう。
ドラマが待っていたのは終盤の2ホールです。17番で並ばれると、それまでキャディーと笑顔で話していた畑岡選手も、一気に強いプレッシャーに包まれていきました。最終18番では2打目が逆風を突いてピン奥8メートルへ着弾します。本人が「アドレナリンが出ていた」と語るように、興奮状態で身体能力が高まる現象が影響したのかもしれません。この距離から3打を要し、痛恨のボギーでプレーオフを逃しました。
この劇的な幕切れに対し、SNSでは「本当に惜しかった」「感動をありがとう」といった温かい声援が飛び交っています。悔しい結果ではありますが、開幕から2戦連続で準優勝という結果は、今シーズンの好調さを物語る上々の滑り出しです。私は、この極限状態の緊張感と戦った経験こそが、彼女をさらに強くすると確信しています。一打の重みを知った畑岡選手なら、きっと次の試合で素晴らしい笑顔を見せてくれるはずです。
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