日本自動車輸入組合(JAIA)の上野金太郎理事長は、近年の輸入車市場における動向と今後の展望について力強いメッセージを発信しました。2019年の新車販売実績を振り返ると、10月に日本列島を襲った大型台風が大きな爪痕を残し、販売活動に深刻な打撃を与えたそうです。自然災害による影響が響いた結果、年間の輸入車登録台数は前年比で3.2%の減少を記録し、約30万台という結果に留まりました。しかし、この数字は決して市場の衰退を意味しているわけではないようです。
SNS上では「最近の輸入車はデザインが洗練されていて気になる」「災害があったのに30万台規模を維持しているのは凄い」といった前向きな声が溢れています。特に若い世代やファミリー層の間で、外車へのハードルが下がっているという意見が多く見られました。このようにネットでの注目度が一段と高まる中、業界トップが示す次の一手に期待が寄せられています。ユーザーの関心が、単なる憧れから現実的な購入検討へとシフトしている証拠と言えるでしょう。
こうした市場の声を背景に、組合はさらなるシェア拡大を目指して魅力的な戦略を打ち出しています。これまでは高級なイメージが先行しがちだった輸入車ですが、今後は200万円から300万円台の手が届きやすい価格帯を大幅に拡充する方針です。特に日本の道路事情にマッチした小型車(コンパクトカー)のラインナップを強化し、これまで国産車を乗り継いできた層へ積極的にアプローチしていく構えを見せています。
ここで注目したい「小型車」という専門用語ですが、これは車体が小さく小回りが利き、日本の狭い路地でも運転しやすい自動車のジャンルを指します。海外ブランドが誇る高い安全性や洗練された走行性能を、日本の日常に最適なサイズ感で味わえる点が最大の魅力です。お手頃な価格設定も相まって、初めての外車選びにはまさにうってつけの選択肢になるに違いありません。低価格帯の充実によって、選択肢の幅は一気に広がりそうです。
上野理事長は、2020年は東京オリンピックの開催が控えていることから、経済の動きが予測しづらい局面であると指摘しています。その一方で、街中を走る輸入車の存在感は確実に高まっており、まだまだ市場が成長する余地、つまり「伸びしろ」は非常に大きいと力説されました。世界的なスポーツの祭典による消費マインドの変化を注視しつつも、業界全体が持つポテンシャルには絶対的な自信を覗かせています。
筆者の視点といたしましては、この手頃な価格帯へのシフトは、日本の自動車市場を大きく活性化させる起爆剤になると確信しています。これまでは「外車は維持費が高くて手の届かないもの」という固定観念がありましたが、国産車と同等の予算で個性豊かな欧州車などが選べるとなれば、ユーザーの心を動かすのは当然です。安全性やデザイン性に優れた選択肢が増えることは、日本のドライバーにとっても非常に喜ばしいトレンドだと感じます。
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