中国湖北省武漢市を中心に猛威を振るう新型コロナウイルスによる肺炎が、現地の産業界だけでなく日本国内にも大きな激震を走らせています。事態の急速な緊迫化を受け、日本政府は武漢市に滞在している日本人を迅速に帰国させるため、2020年1月28日にも民間のチャーター機2機を現地へ派遣する最終調整に入りました。さらに、万全を期すために政府専用機を柔軟に活用する案も浮上しており、国を挙げた救出作戦が本格的に始動しています。
この異例とも言える電撃的な政府の対応に対して、SNS上では「ようやく動き出してくれて安心した」という安堵の声が上がっています。その一方で、「帰国した人々から国内でさらに感染が拡大してしまうのではないか」といった、目に見えないウイルスへの強い不安や懸念を抱く書き込みも急増している状況です。国民の関心は、帰国後の具体的な国内対策や水際での防疫体制が本当に機能するのかという一点に、いま文字通り集中していると言えるでしょう。
こうした国民の不安を少しでも払拭すべく、政府は帰国した人々に対して2週間ほど自宅待機をさせるよう、所属企業への異例の要請に踏み切りました。ウイルスの潜伏期間を考慮したこの措置は、国内での二次感染を防ぐために極めて妥当で必要な判断だと私は確信しています。経済的な活動を一時的に制限してでも、国民の生命と安全を最優先にするという強い姿勢を企業側も共有し、テレワークなどの環境を迅速に整えることが今まさに求められているのです。
また、政府は2020年1月28日に、今回の新型肺炎を感染症法における「指定感染症」に定める閣議決定を行う方針を固めました。この「指定感染症」とは、危険性が高い既知の感染症と同等の扱いとし、法的な強制力を持たせる仕組みのことです。これにより、これまでは難しかった患者への強制的な入院勧告や、特定の職種への就業制限が法律に基づいて実施できるようになり、国内におけるウイルスの蔓延を食い止めるための強力な防壁となるはずです。
中国本土からの最新の報道によれば、2020年1月27日の午後8時(日本時間の午後9時)の時点で、中国国内の感染者は2840人に達し、死者は81人に上ったと伝えられています。爆発的なスピードで被害が拡大する中、日本の徹底した水際対策の重要性は増すばかりです。一人ひとりが手洗いやマスク着用といった基本的な予防を徹底し、デマに惑わされず冷静に行動することが、この未曾有の国難を乗り越えるための鍵になるに違いありません。
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