コンビニ大手のローソンが、2020年5月を目処に公式スマートフォンアプリ「ローソンアプリ」を大幅にリニューアルします。なんと、KDDIが提供するスマートフォン決済サービス「au PAY(エーユーペイ)」の機能をアプリ内に直接組み込むことが決定いたしました。これまではお買い得情報やクーポンの提示といった販売促進が中心だったアプリですが、これからは財布を出さずに決済までワンストップで完結できるようになります。
この画期的な利便性の向上に対して、SNS上では「アプリが一つにまとまるのは本当にありがたい」「ローソンに行く頻度が増えそう」といった歓喜の声が多数上がっています。現在、コンビニ業界は店舗数の増加やドラッグストアなどの異業種との激しい競争に晒されており、既存店の客数伸び悩みが深刻な課題です。ローソンは使い勝手を高めることで、顧客の囲い込みと店舗への誘引を力強く目指していく構えを見せています。
現在約850万ダウンロードを誇るローソンアプリには、顧客自身がバーコードを読み取って会計する「スマホレジ」機能も存在しますが、利用可能店舗は約120店に留まっていました。ここにau PAYという強力な決済インフラが実装されることで、全国どの店舗でも快適なキャッシュレス決済が可能となります。さらに2020年5月以降は、ローソン店頭でのau PAY利用時のポイント付与率を引き上げる方針も示されました。
今回の連携は、2019年12月に両社が発表した資本・業務提携の一環として実現したものです。KDDIは、ローソンが導入している共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」の運営会社へも約20%の出資を行いました。これにより、従来のポンタ会員とau PAY会員が融合し、なんと1億人を超える巨大な会員基盤が誕生します。これほど大規模なネットワークが構築されるのは、日本の流通・IT史上でも極めて大きな転換点と言えるでしょう。
蓄積された膨大な顧客データを両社で分析すれば、利用者の好みや購買傾向に完全にマッチした最適なクーポンが届くようになります。単なる値引きではなく、一人ひとりのライフスタイルに寄り添った情報配信が行われる点は、消費者としても非常に魅力的です。決済の利便性が高まるだけでなく、買い物そのものがより楽しく、パーソナライズされた体験へと進化していくことが期待されています。
ここで注目したい専門用語が「キャッシュレス決済」です。これは現金を使わずに、クレジットカードやスマホアプリなどで支払いを済ませる方法を指します。現金を引き出す手間や会計時の小銭のやり取りが省けるため、現代の忙しいビジネスパーソンや買い物効率を重視する層には必須の仕組みと言えます。ローソンはこのバーコード決済に注力しており、大手コンビニでは最多規模となる計10種類もの決済手段を既に導入済みです。
ライバルであるファミリーマートも、2019年7月から独自の決済アプリ「ファミペイ」を開始しており、すでに約440万ダウンロードを記録しています。決済機能とクーポン、共通ポイントの全てをアプリ内で完結させる動きは、業界全体のトレンドです。しかし、今回のローソンとKDDIの連合は、1億人超の経済圏を武器に頭一つ抜け出す可能性を秘めており、今後のコンビニの利便性競争からますます目が離せません。
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