大手総合商社の三菱商事が、東南アジアを舞台に地球に優しい新たなビッグプロジェクトへと動き出しました。2020年1月8日、同社はタイにおいて飲料用ボトル向けの再生ペット樹脂(PET樹脂)製造事業へ本格的に参画することを発表したのです。
今回のプロジェクトでは、これまでも樹脂の製造分野で深い協力関係を築いてきた台湾の有力化学メーカーのタイ法人に対し、追加の出資を行います。現地に最新の再生工場を立ち上げるための全面的なバックアップを予定しており、その投資規模は数十億円にのぼる見込みです。
ここで注目したいのが「PET樹脂(ポリエチレンテレフタレート)」という専門用語です。これは私たちが日常的に手にするペットボトルの原材料となるプラスチックの一種ですが、今回の事業が目指すのは、ただの資源回収ではありません。
新工場が導入するのは、使用済みの飲料ボトルを高度な技術で洗浄・処理し、再び飲料用に使えるほど「高品質な樹脂」へと生まれ変わらせる画期的な仕組みです。これによって、プラスチックごみを劇的に削減するサーキュラーエコノミー(資源循環型経済)の実現へと近づきます。
このニュースに対し、SNS上では「商社がこうした環境ビジネスに巨額の投資をするのは素晴らしい」「タイをはじめとする東南アジアの環境問題改善に大きく貢献してほしい」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられていました。
世界中で脱プラスチックへの意識が高まる中、日本を代表する企業が先陣を切って海外の環境インフラを整える姿勢は非常に有意義だと私は感じます。単なる利益追求にとどまらず、地球規模の課題解決へ挑むこの取り組みの今後の発展を、大いに応援したいところです。
コメント