アメリカの経済を引っ張るニューヨーク株式市場が、目を見張るほどの活気にあふれています。2020年1月17日のダウ工業株30種平均は、前日と比べて50ドル46セント高い2万9348ドル10セントで取引を終えました。これにより、なんと3営業日続けて過去最高値を塗り替える快挙を達成したのです。わずかな上昇ではあるものの、5日連続で値上がりを続ける姿からは、現在の相場が持つ力強さがひしひしと伝わってきます。
この異例とも言える株高を後押ししているのが、世界中が注目していた米中貿易摩擦の緩和です。両国の関係が落ち着きを取り戻したことで、世界経済の二大巨頭がこれから再び成長していくという期待感が市場に広がりました。SNS上でも「この勢いはどこまで続くのか」「資産運用を始めるなら今かもしれない」といったポジティブな声が数多く飛び交っており、投資家たちのボルテージも最高潮に達している様子が伺えます。
さらに、同日に発表された中国の2019年12月の主要な経済指標が、市場の予測を上回る好成績だったことも追い風となりました。専門用語でいう「工業生産高」とは、国内の工場などがどれだけ製品を作ったかを示す指標であり、「小売売上高」は百貨店やスーパーなどの売上をまとめたものです。これらが好調だったことで中国経済の底堅さが証明され、世界的な景気後退への不安が見事に吹き飛びました。
一方で、アメリカ国内の勢いも負けていません。昨年12月の住宅着工件数、つまり新しく建てられ始めた住宅の数が、事前の予想を大きく超えて13年ぶりの高水準を記録したのです。年末商戦が好調だったことも加わり、アメリカの景気に対する信頼感は揺るぎないものとなっています。しかし、株価が急激に上がりすぎると、一時的に値下がりを警戒する動きが出るのも世の常でしょう。
連日の最高値更新に加え、週末の3連休を控えていたため、利益が乗っているうちに株を売って現金を確保しようとする動きも出ました。そのため、一時的に株価が下落する場面もあり、市場の「上値が重い」状態、いわゆるこれ以上の値上がりが阻まれる雰囲気も見られました。個人的には、こうした一喜一憂の動きこそが市場の健全な調整であり、今後のさらなる飛躍に向けたエネルギーの蓄積期間であると考えています。
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