中国の湖北省武漢市を中心に発生している新型コロナウイルスによる肺炎について、新たな局面を迎えました。中国の専門家チームが「人から人へ感染する」という事実を公式に確認したのです。これを受け、日本政府は2020年1月21日の午前、首相官邸において関係閣僚会議を緊急招集しました。安倍晋三首相は、ウイルスの国内流入を防ぐための水際対策を一層徹底するよう、強い口調で関係各所に指示を出しています。
この緊迫した状況に、SNS上でも大きな動揺と不安が広がっている様子が見て取れます。「本当に日本は大丈夫なのか」「空港の検疫をもっと厳格にしてほしい」といった、国の防衛策に対する厳しい意見が目立ちます。さらに、未知の病に対する純粋な恐怖心から、マスクの着用や手洗いうがいの再徹底を呼びかけ合うユーザーも急増している状況です。国民の関心は、今まさに最高潮に達していると言えるでしょう。
ここで注目すべきは、水際対策(みずわいたいさく)という言葉です。これは感染症などの有害なものが、空港や港湾といった国境を越えて国内に侵入することを防ぐ検疫(けんえき)の手続きを指します。安倍首相は、関連性が疑われる患者の速やかな検査や、国際機関との緊密な連携強化も併せて指示しました。現段階では持続的な人伝いの感染は限定的とみられますが、現地での患者数は増加の一途をたどっています。
さらに懸念されるのは、2020年1月25日からは中国の旧正月である「春節(しゅんせつ)」の大連休が始まるという点です。この時期は毎年、数多くの中国人観光客が日本を訪れるため、ウイルスが国内に持ち込まれるリスクは必然的に高まるでしょう。一刻の猶予も許されないからこそ、政府には国民への迅速かつ正確な情報開示を徹底し、デマやパニックを未然に防ぐ冷静な舵取りが強く求められます。
今回の政府の迅速な閣僚会議の開催は評価できますが、対応に遅れが生じれば取り返しのつかない事態になりかねません。茂木敏充外相は2020年1月21日の閣議後会見で、現地に滞在する邦人や渡航予定者に向けて、最新情報の入手を怠らないよう呼びかけました。私たち一人ひとりも、過度に恐れることなく、まずは正しい情報を基にした予防策を講じるという、高い危機意識を持つべきではないでしょうか。
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