2020年1月3日に東京ドームで開催されるアメリカンフットボールの日本選手権「ライスボウル」を目前に控え、2019年12月17日、東京都内にて注目の記者会見が行われました。社会人王者として4連覇という偉業に挑む富士通フロンティアーズと、学生界の絶対王者である関西学院大学ファイターズが顔を揃え、決戦への熱い思いを吐露しています。
富士通を率いる山本ヘッドコーチは、表情を一切崩すことなく「徹底的に勝負にこだわっていく」と宣言し、プロさながらの厳しい姿勢を見せました。対する関学大の鳥内秀晃監督は、今シーズン限りでの退任を表明しており、監督生活28年の集大成としてこの大舞台に臨みます。社会人と学生の間にある実力差を冷静に見極めつつも、王者に食らいつく姿勢を強調しました。
会見中、鳥内監督は特有のユーモアを交えて「相手が負けてくれないかな」と漏らす場面もありましたが、その瞳の奥には並々ならぬ闘志が宿っています。ライスボウルとは、社会人リーグの「Xリーグ」王者と、全日本大学選手権の勝者が日本一の座をかけて激突する、文字通り国内アメフト界の頂上決戦です。近年は社会人の優勢が続いていますが、一発勝負の怖さは計り知れません。
SNS上では、名将・鳥内監督の勇退を惜しむ声が溢れるとともに、富士通の圧倒的な壁に学生がどう立ち向かうのかという期待感が高まっています。「最後は鳥内マジックを見せてほしい」「学生アメフトの意地を見たい」といったファンの熱いコメントが、冬の寒さを吹き飛ばすほどの盛り上がりを見せており、当日へのカウントダウンが始まっています。
私個人の意見として、鳥内監督が語った「負ければ一生暗い気持ちになる」という言葉に、勝負師としての本音とプライドを強く感じました。教育者としてだけでなく、一人のフットボールマンとして勝利を渇望する姿は、多くの人々の心を打つでしょう。格上を相手に奇跡を起こす「ジャイアントキリング」を、ぜひこの最後の試合で見届けてみたいものです。
名将が挑む28年間の集大成!ライスボウルに懸ける執念
鳥内監督にとって、この一戦は単なる試合ではなく、人生の一部を捧げた指揮官としてのラストゲームとなります。例年であれば「負ければ一年間が暗くなる」と表現するところを、今回は「一生暗い気持ちになる」と表現を強めた点に、退任を控えた覚悟の重さが伺えるでしょう。これまでの功績を考えれば、最後を勝利で飾りたいと願うのは当然の心理といえます。
対戦相手の富士通は、フィジカル・スピード共に学生とは一線を画す「レベルの違う」強敵ですが、関学大には緻密な戦術と組織力という武器があります。監督がいつもの飄々とした口調の裏に隠している秘策が、東京ドームでどのように炸裂するのかが勝負の分かれ目です。歴史に残る激闘が、2020年1月3日の午後、ついに幕を開けようとしています。
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