2020年2月4日、札幌市は大きな一歩を踏み出しました。駐日デンマーク王国大使館との間で、連携協定を締結したのです。このニュースを聞き、未来の北の大都市の姿に期待を膨らませている方も多いのではないでしょうか。デンマークといえば、環境負荷の低いエネルギー活用や、人々の幸福度を第一に考えた福祉、そして最先端のIT技術を駆使した効率的な都市運営など、「スマートシティ」の実現において世界をリードする存在です。
そもそもスマートシティとは、情報通信技術(ICT)を街の隅々にまで活用し、エネルギー効率の向上やインフラの最適化、さらには住民サービスの質を高める都市の形態を指します。いわば、街全体が「頭脳」を持つかのように機能し、より便利で持続可能な生活環境を創り出す取り組みです。札幌市はこの先進的な知見を取り入れ、今後は技術やノウハウを相互に共有することで、さらなる都市発展を目指します。
札幌市が描く、環境と防災の両立した未来
今回の協定は、札幌市が掲げる未来構想と深く結びついています。札幌市は2019年12月に、今後5年間のアクションプランを策定しました。ここには二酸化炭素の排出を抑える環境への配慮や、災害が起きても揺るがないレジリエンス(回復力)に優れた街づくりという、極めて重要な指針が示されています。実は、この計画を作成する段階から、すでにデンマークの先進的な事例が手本となっていました。
SNS上でも「北欧の知恵が札幌に入るのは楽しみ」「寒冷地同士、共通の課題解決に期待できるのでは」といった声が上がっており、市民からの注目度も高いようです。デンマーク大使館にとって、今回の締結は川崎市、京都市に続く国内3都市目の連携となります。私自身、この動きは単なる行政間の協定にとどまらず、札幌という街の個性を生かしつつ、世界基準の環境先進都市へと生まれ変わる重要な契機になると確信しています。
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