カズ・ヒロ氏が2度目のアカデミー賞を受賞!映画「スキャンダル」の超絶リアルな特殊メイクが世界を魅了した理由

映画界における世界最高峰の祭典である「第92回アカデミー賞」の授賞式が、2020年2月9日にアメリカ・ハリウッドで華やかに開催されました。この記念すべき舞台で、日本中、そして世界中を沸かせる快挙が成し遂げられたのです。メーキャップ&ヘアスタイリング賞の栄冠に輝いたのは、京都市出身で現在はアメリカを中心に大活躍されているカズ・ヒロ(旧名:辻一弘)氏。映画ファンのみならず、多くの人々がこの素晴らしい報せに歓喜しています。

今回の受賞の対象となった作品は、アメリカのテレビ局で実際に発生したセクシャルハラスメント問題をリアルに描き出した話題作「スキャンダル」です。実在する人物をモデルにしたこの物語において、カズ・ヒロ氏が施したメイクはまさに神業と呼ぶにふさわしいものでした。映画のスクリーンに映し出される俳優陣の姿は、モデルとなった本人と見紛うほどのクオリティを誇り、観客を瞬時に作品の世界観へと引き込んでいきます。

カズ・ヒロ氏といえば、対象の特徴を完璧に捉えて別人に変身させる「特殊メイク」の第一人者として知られています。特殊メイクとは、ラテックスやシリコンなどの素材を用いて顔の造形を劇的に変化させる技術を指します。2018年にも英国映画「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」で同賞を初受賞しており、今回の快挙によって、彼が持つ圧倒的な技術力と芸術性が世界で改めて証明された形となりました。

本作で彼は、実在のキャスターであるメーガン・ケリー氏を演じたシャーリーズ・セロンさんや、騒動の中心人物であるロジャー・エイルズ最高経営責任者を演じたジョン・リスゴーさんのメイクを担当しました。骨格から変えるような緻密なアプローチは、単なる仮装の域を完全に超えています。役者の表情を一切邪魔することなく、内面から滲み出るリアルさを追求した職人技には、映画のプロたちも一目置いているのです。

この歴史的な快挙に対し、SNS上でも「言葉を失うほどの再現度」「受賞は当然の結果」といった称賛の声が止まりません。彼の手がけた特殊メイクが、役者の演技力を最大限に引き出すための重要な鍵になっていたと感じる方も多いようです。写真を見ただけでも伝わってくるその凄まじい熱量とこだわりに、映画を観る前から胸を高鳴らせる声が溢れており、今回の受賞が作品への注目度をさらに押し上げています。

筆者は、カズ・ヒロ氏のメイクは単に外見を似せるための技術ではなく、登場人物の魂をスクリーンに宿すための「芸術」そのものであると考えています。セクハラという重厚なテーマを扱う作品だからこそ、登場人物が本物であるかのような実在感を持たせることが、物語の説得力を強める上で極めて重要な要素となります。彼の妥協なき職人魂が映画に最高のリアリティを与え、世界に強い衝撃をもたらしたことは間違いありません。

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