バレンタイン市場が3年ぶり拡大へ!健康志向の「グルテンフリー」や自分へのご褒美チョコがトレンドに

2020年02月10日現在、街は甘い香りと熱気に包まれています。かつては愛の告白や職場の義理チョコが定番だったバレンタインデーですが、そのあり方が今、劇的に変化しているのをご存じでしょうか。今年はなんと3年ぶりに市場規模が拡大へ転じる見通しとなっており、お祭りムードが再燃しています。SNSでも「今年は誰に何を贈ろうかワクワクする」「自分用の高級チョコを買い込む絶好のチャンス」といった声が溢れ、例年以上の盛り上がりを見せているのです。

今年のトレンドを牽引しているのが、贈る相手の身体を労わるヘルシーなチョコレートです。東京の中央区に位置する松屋銀座店の特設会場には、目移りするほど華やかな商品が並んでいます。特に注目を集めるのが、栄養価が非常に高く健康維持に役立つ「スーパーフード」を取り入れた一品や、小麦などに含まれるタンパク質を排除してアレルギーや体調不良に配慮した「グルテンフリー」の製品です。美容や健康に妥協したくない女性たちの心を掴んで離しません。

今回の商戦では「自分自身が主役として楽しむイベント」という側面が色濃くなっています。単に既製品を買い求めるだけでなく、お買い物という体験そのものを満喫できる仕掛けが満載です。例えば松屋銀座店では、スタッフが目の前で巨大な塊をトンカチで豪快に砕き、希望の量だけ袋に詰めてくれるユニークな実演販売が実施されています。こうしたエンターテインメント性の高い演出は、五感で楽しめるとあって多くの買い物客を魅了している模様です。

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エシカル消費の広がりと高価格帯へのシフト

環境や社会に配慮する「エシカル消費」の波も、このバレンタインに深く浸透してきました。エシカルとは倫理的・道徳的という意味であり、地域の活性化や発展途上国の支援に繋がる買い物の形を指します。そごう・西武では、購入すると売上の一部がザンビアの女性たちの生活支援に役立てられる「セバスチャン・ブイエ」のブランドを展開中です。社会貢献に参加できる寄付付きの商品は、現代の消費者の優しい選択肢として支持を広げています。

大手食品メーカーである明治の意識調査によれば、今年チョコレートを贈る予定がある女性の平均予算は4923円に達し、2019年の4702円から確実に増加しました。この予算引き上げに伴い、高級ブランドのゴディバジャパンでは6粒入りで3240円といった贅沢な詰め合わせのラインナップを強化しています。義理チョコの習慣が薄れる一方で、大切な家族や友人、そして頑張る自分への贈り物として、本物志向の逸品を選ぶ動きが強まっているようです。

かつての義務感から解放された現代のバレンタインは、個人の幸福感や社会への優しさを表現する素晴らしいプラットフォームへと進化を遂げました。形式にとらわれず、美味しいチョコレートを通じて身近な人と絆を深めたり、自分を労ったりする時間は、現代人に不可欠な潤いと言えるでしょう。これからの時代は、こうした「心の豊かさ」に直結する消費がますます主流になっていくに違いありません。皆さんも素敵な一粒を見つけてみませんか。

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