石油資源開発が今期3回目の上方修正!純利益59%増の絶好調を支える「希釈ビチューメン」の秘密とは?

エネルギー業界に明るいニュースが飛び込んできました。石油資源開発株式会社が2020年2月10日に発表した決算データによると、2020年3月期の連結純利益が従来の予想を大きく上回り、なんと前期比59%増の234億円に達する見込みです。今回の業績予想の上方修正は今期で3回目となり、同社の底力が証明された形と言えるでしょう。これを受けて、インターネット上のSNSでも「この状況下での3回目の上方修正は強すぎる」「株価の上昇にも納得」といった驚きと称賛の声が相次いでいます。

株価は発表直後に一時、前週末と比べて4%高い2929円まで急上昇しており、市場からの期待の高さが伺えます。今回の劇的な業績向上の背景には、原油や天然ガスの販売量が順調に拡大したことに加え、同社の主力製品である「希釈ビチューメン」の取引価格が跳ね上がったことが挙げられます。聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、この希釈ビチューメンとは、粘り気が強くそのままでは運べない超重質原油(ビチューメン)に軽質油を混ぜて流動性を高めたもので、主に火力発電の燃料などに使われる重要なエネルギー資源です。

カナダにおける生産調整の影響で、この希釈ビチューメンの価格が力強く推移したことが、利益率を劇的に押し上げる最大の要因となりました。さらに売上高に目を向けると、前期比22%増の3257億円へと引き上げられ、本業の儲けを示す営業利益にいたっては、前年の6倍となる141億円にまで膨らむ見通しです。近年は再生可能エネルギーへの転換が叫ばれていますが、このように従来の化石燃料インフラが底堅い収益を生み出し、企業の成長を牽引している現状は非常に興味深い現象だと私は考えます。

安定したエネルギー供給と企業の利益を両立させる同社の戦略は、現在の不透明な経済情勢において一つの道標となるはずです。今後の株価の動向や、カナダでの生産体制が日本のエネルギー市場に与える影響からも、しばらく目が離せない日々が続くでしょう。

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