富士山に路面電車?富士スバルラインにLRTを敷設する「富士山登山鉄道構想」の全貌とSNSの反響

日本が世界に誇る名峰・富士山に、なんと新しい鉄道が走るかもしれません。2020年1月30日、東京・永田町の参院議員会館において「富士山登山鉄道構想検討会」の第4回理事会が開催されました。山東昭子参院議長が理事長を務めるこの検討会で、富士山の環境を守りつつ新しい観光の形を提案する、非常に興味深い山岳鉄道の素案が了承されたのです。

今回の計画で最も注目されているのが、山梨県側の麓と5合目を結ぶ有料道路「富士スバルライン」の活用となります。この既存の道路の上に、次世代型路面電車である「LRT」を敷設するアイデアが、景観や技術的な観点から最も優れていると判断されました。LRTとは、従来の路面電車を進化させた、排気ガスを出さず騒音も少ない、環境に優しい最先端の軌道交通システムを指します。

自然破壊を懸念する声に対して、この構想は既存の道路をそのまま利用するため、新たな森林伐採を行う必要がありません。現状の地形改変を最小限に抑えることで、ユネスコの世界文化遺産に登録されている富士山の神聖な文化的価値を損なわずに守ることができます。さらに、緊急時には大型バスを線路に進入させて併用できるため、観光客を迅速かつ効率的に避難させられる安全性の高さも大きなメリットでしょう。

この画期的なニュースが報じられると、SNS上では「富士山に電車が走るなんてロマンがある」「排気ガスが減って環境に良さそう」といった期待の声が続出しました。その一方で、「大自然の中に近代的な乗り物は本当に必要なのか」「大雪や凍結の対策は大丈夫か」など、運行面の課題を不安視するリアルな意見も飛び交っています。利便性と自然保護のバランスについては、多くの人が関心を寄せているようです。

個人的な見解として、この構想はオーバーツーリズム(観光公害)による環境負荷を軽減する特効薬になり得ると感じています。マイカー規制を強めるだけでなく、魅力的な代替移動手段を提供することは観光立国を目指す上で重要でしょう。もちろん、地元住民の方々との丁寧な対話や、巨額の事業費に対する採算性のシビアな検証は不可欠であり、今後の議論の行く末をしっかりと見守る必要があります。

今後のスケジュールとしては、2020年2月6日に開催される総会にこの素案が諮られ、同年度内には中間報告がとりまとめられる予定です。その報告をベースにして地元との話し合いを重ね、2020年度中には具体的な事業費や利益の見通しについてのディスカッションが行われます。そして、2020年中には最終的な基本構想が示される見込みとなっており、今後の展開から目が離せません。

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