2020年米大統領選が開幕!アイオワ州の党員集会で大激戦、若者が熱狂するサンダース氏と全米首位のバイデン氏が激突へ

2020年11月の本選に向けて、アメリカの未来を占う熱い戦いがついに幕を開けました。野党・民主党の代表候補を決める初戦、中西部アイオワ州での党員集会が、2020年2月3日午後7時(日本時間2020年2月4日午前10時)頃からスタートします。全米の注目が集まるこの地には、各地から熱心な支持者が大集結しており、お祭りのような熱気に包まれている状況です。

インターネット上やSNSでも「いよいよトランプ大統領への挑戦者が決まる戦いが始まった」「アイオワの結果で流れが大きく変わるから目が離せない」といった声が溢れており、世界中から関心が寄せられています。今回の初戦は、今後の選挙戦の行方を決定づける極めて重要な一戦になるのは間違いありません。

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最左派サンダース氏と穏健派バイデン氏の熾烈な首位争い

現在の勢力図を見てみると、全米の世論調査ではジョー・バイデン前副大統領が27.2%の支持率でトップを走っています。しかし、ここアイオワ州では、バーニー・サンダース上院議員が24.2%を記録して首位に躍り出ました。バイデン氏の20.2%をリードしており、まさに予測不能なデッドヒートが繰り広げられています。

サンダース氏は、すべての国民が公的な医療保険に入れる「国民皆保険」など、非常にリベラルで進歩的な政策を掲げる最左派の候補者です。彼の集会には熱狂的な若者たちが数多く詰めかけており、そのエネルギーは凄まじいものがあります。ただ、若年層は高齢者に比べて実際の投票率が低めな傾向にある点が、彼にとって最大の懸念材料でしょう。

一方、対抗するバイデン氏は、急進的な変化よりも安定を重視する穏健派(保守とリベラルの中間に位置する勢力)の代表格です。トランプ大統領に勝利できるのは自分だとアピールし、サンダース氏では中間層の支持を得られないと批判を強めています。伝統的な政治経験を武器に、手堅い支持を広げる戦略ですね。

弾劾裁判の壁に挑むウォーレン氏らの巻き返し

この2人を猛追するのが、同じく左派のエリザベス・ウォーレン上院議員です。彼女は非常に政策に詳しく、参加者からの社会保障や財政に関する鋭い質問にも、よどみなく答える実力派として知られています。ただ、サンダース氏とウォーレン氏は、ワシントンで続くトランプ大統領の弾劾裁判に出席しなければならず、アイオワでの活動時間を削られるという苦境に立たされていました。

弾劾裁判とは、大統領などの高官が不正をした疑いがある際、罷免するかどうかを議会が審査する手続きのことです。この裁判に時間を取られながらも、候補者たちは分刻みのスケジュールで支持者へ懸命にアピールを続けています。こうした逆境を跳ね返して、どこまで票を伸ばせるかが注目されるポイントでしょう。

編集者の視点:若者の「1票」がアメリカの未来と世界を動かす

筆者は、今回のアイオワ初戦において、やはりサンダース氏を支持する若者たちの動向に最も注目すべきだと考えています。若者が「SNSでの応援」だけでなく、実際にどれだけ足を運んで投票するかによって、政治のパラダイムシフトが起きるかどうかが決まるからです。若者の力で世界を変えようという熱意が、現実の政治を動かす瞬間を見てみたいと感じます。

ここから6月にかけて、全米50州などを舞台に長い戦いが展開されます。州ごとに割り当てられた「代議員」という票を奪い合い、過半数を得た勝者が夏の党大会で正式に民主党の候補者として指名される仕組みです。世界のリーダーを選ぶ長い旅の、記念すべき第1歩がまさに今、刻まれようとしています。

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