冬の北海道を彩る祭典「さっぽろ雪まつり」が、天候の激しい変化に翻弄されています。開催当初は深刻な雪不足が叫ばれていましたが、状況は一変しました。2020年2月6日にかけて押し寄せた記録的な大雪により、札幌市内の積雪量は一気に平年並みの70センチメートルに到達したのです。SNS上でも「急に雪が降りすぎて驚いた」「会場の維持が大変そう」といった声が次々と上がっており、多くの人々がこの急激な変化に注目しています。
メイン舞台となる大通会場では、2020年2月6日の早朝からスタッフが懸命な除雪作業に追われました。実は2020年2月5日の24時間降雪量は、この冬一番の激しさを記録しています。会場にそびえ立つ5基の大雪像は、夜間にプロジェクションマッピングを投影するスクリーンとしての役割も担う重要な存在です。プロジェクションマッピングとは、建物の形状に合わせた映像を投影する空間演出技術ですが、雪が凍りついて輪郭が変わると美しい映像が乱れてしまいます。
この美しい造形美を守るため、現場では高所作業車を導入した異例の雪下ろしが敢行されました。職人たちの懸命な維持活動に対し、ネット上では「この努力があるから素晴らしい景色が見られる」「裏方の人たちに感謝したい」と称賛の投稿が相次いでいます。しかし、今年の雪まつりが直面している課題は天候だけではありません。世界的に感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、宿泊予約の取り消しが続出するという逆風にも見舞われているのです。
地元の30代女性が「例年と比較して中国や韓国からの旅行客が目に見えて減少している」と語るように、会場の雰囲気にも変化が生じています。そもそも今回の大雪像は、歴史的な雪不足に対応するため、100キロメートル近く離れた地域からわざわざ雪を搬送して完成させた力作ばかりでした。多大な苦労を重ねて開幕を迎えたものの、期間中の動員数は273万人を超えた前年の記録に届かない可能性が濃厚となっています。
気象台の発表によると、札幌市では2020年2月10日頃まで厳しい寒さが継続する見込みです。ところが、閉幕日となる2020年2月11日からは再び気温が上昇する予測が出ており、雪像の融解という新たな懸念も浮上しています。自然の気まぐれに最後まで付き合わざるを得ない状況ですが、私はこの逆境の中で美しい雪像を維持し続けるスタッフの情熱こそが、雪まつりの真の魅力だと確信しています。彼らの奮闘を応援しに、ぜひ会場へ足を運んでみてください。
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