人付き合いが苦手で、友人の数が非常に少ないと明かす作家の朝倉かすみ氏。単独での行動を好むため、誰かと一緒に遊ぶ機会も滅多にありません。しかし、そんな彼女が密かに抱いていたのは、趣味であるお笑いについて熱く語り合える仲間への憧れでした。
テレビを所有していない朝倉氏は、劇場へ直接足を運ぶ「ライブ専門」の熱心なファンです。素人ならではの視点でネタについて存分に意見を交わしたいと願っていたところ、知人の藤井勉氏から、お笑いコンビ「さらば青春の光」の単独公演への誘いを受けました。
藤井氏は10年ほど前に知り合った会社員兼ライターです。実家は東京の神田駅近くの高架下にあり、父親が理容室を、母親が飲食店を営んでいます。朝倉氏と藤井氏は、2019年には複数のお笑いライブへと足を運び、終演後は居酒屋でビールを片手に語り合いました。
その後、半年ほど連絡が途絶えたまま2020年の年明けを迎えたため、朝倉氏は関係が途切れてしまったのではないかと不安を感じていました。しかし、2020年2月15日、藤井氏から今年も「さらば青春の光」のチケットを予約するとの嬉しいメールが届いたのです。
この微笑ましいエピソードに対し、SNSでは「お笑いを通じて繋がる大人の友情が素敵」「さらば青春の光のライブは確かに誰かと語りたくなる」といった、共感と羨望の声が多数寄せられています。趣味の合う友人の存在は、本当にかけがえのないものですね。
ここで専門用語の解説ですが、「単独ライブ」とは、特定の芸人やコンビだけが出演し、独自の世界観で構成された複数のネタや企画を披露する特別な公演のことです。普段のバラエティ番組や合同ライブとは異なり、その芸人の実力や魅力を最も濃密に体感できます。
大人になってから趣味を深く語り合える友人に出会えることは、非常に幸運で素晴らしい経験だと私は考えます。一見すると孤独を愛する作家が、お笑いという共通の情熱を通じて他者と心を通わせる姿は、現代の人付き合いのあり方に温かい光を当てています。
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