秋の気配が深まる2019年11月23日、ラグビーの聖地である東京・秩父宮ラグビー場にて、伝統の一戦「早慶戦」が開催されました。関東大学ラグビー対抗戦の重要な局面で迎えたこの一戦は、両校の意地がぶつかり合う熱い展開となったのです。早稲田大学は慶應義塾大学の猛追を振り切り、17対10という僅差で見事に勝利を収めました。
この勝利によって早大は開幕から無傷の6連勝を飾り、2シーズン連続となる対抗戦優勝へ向けて大きく前進しています。一方で、伝統ある慶大は惜しくも2勝4敗となり、明暗が分かれる結果となりました。今回の対戦を終えて、定期戦と対抗戦を合わせた両校の通算成績は、早大の69勝20敗7分けとなっており、歴史の重みを感じさせる数字が並びます。
試合はまさに一進一退の攻防でした。前半を終えた時点で10対10という、手に汗握る同点の状況で折り返します。均衡を破ったのは後半10分、早大の司令塔であるSO(スタンドオフ)の岸岡選手による鮮やかなトライでした。SOとは、チームの攻撃を組み立てる、いわばフィールド上の「指揮官」とも言える重要なポジションのことを指します。
岸岡選手の活躍で勝ち越しに成功した後は、早大自慢の「粘り強い守り」が真価を発揮しました。慶大の鋭いアタックを、組織的なタックルと集中力で跳ね返し続ける姿には、スタジアムに詰めかけた観客からも感嘆の声が上がっています。SNS上でも「早稲田のディフェンスが最後まで崩れなかった」「伝統の重みを感じる素晴らしい試合」と、絶賛のコメントが相次ぎました。
私個人の見解としては、この試合の勝敗を分けたのは、単なる技術の差ではなく、勝負所での「守備の規律」だったと感じています。どんなに攻め込まれてもゴールラインを割らせないという、早大フィフティーンの執念が慶大の反撃を上回ったのでしょう。大学スポーツの醍醐味である、最後まで何が起こるか分からない緊張感に満ちた、歴史に残る一戦でした。
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