ダイドー決算発表!2019年2〜10月期は純利益16%減の苦境、冷夏と台風が自販機ビジネスを直撃か

飲料業界の雄として知られるダイドーグループホールディングスが、2019年11月26日に最新の連結決算を発表しました。2019年2月1日から2019年10月31日までの期間において、最終的な儲けを示す純利益は前年同期と比べて16%も落ち込み、28億円にとどまっています。同社の主力である自動販売機を通じた缶コーヒーの販売が振るわなかったことが、数字を押し下げる大きな要因となりました。

今回の苦戦の背景には、避けられない自然災害や天候不順が影を落としているようです。2019年7月の記録的な冷夏に加え、2019年10月に日本列島を襲った甚大な台風の影響により、外で自販機を利用する機会が激減してしまいました。売上高についても、全体で1309億円と前年より2%減少しており、特に国内飲料事業だけで見ると931億円と3%のマイナスを記録しています。

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海外展開と医薬品事業の現状

視点を海外に向けると、売上高は127億円で9%のマイナスとなっています。トルコでは利益率の高いミネラルウォーターが好調に推移したものの、為替相場が円高に振れたことで、円換算した際の数字が目減りする結果となりました。ここで言う「円高」とは、他国の通貨に対して日本円の価値が上がることですが、海外で稼いだ利益を日本円に戻す際には、かえって受け取れる額が減ってしまうジレンマを抱えています。

さらに、多角化を進める医薬品関連事業も、今回は利益を圧迫する側に回ってしまいました。新しい工場の立ち上げに伴う人件費などの先行投資が重なり、コストが増大したためです。SNS上では「最近のダイドーは個性的で好きだけど、天候には勝てないか」「自販機大国ニッポンでも、異常気象の影響は深刻だ」といった、同社を案じるファンの声が数多く寄せられています。

厳しい局面にあるダイドーですが、2020年1月期の通期業績予想については据え置く判断を下しました。最終的な純利益は前期比38%減の24億円、売上高は1700億円を見込んでおり、配当金については前期と同じく1株当たり60円を維持する方針です。私個人の見解としては、主力商品に頼るだけでなく、現在進めている新工場の稼働が将来的にどれだけ収益を押し上げるかが、反転攻勢の鍵を握ると考えています。

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