「ダイドーブレンドコーヒー」などでおなじみのダイドーグループホールディングスが、厳しい四半期決算を発表しました。2019年5月27日に公表された2019年2~4月期の連結決算(グループ全体の成績)によれば、最終損益(税金などを差し引いた最終的な儲け)は3億2200万円の赤字となりました。前年の同じ時期は7300万円の黒字でしたから、一転して厳しいスタートとなった格好です。
この赤字転落の背景には、複数の要因が重なっています。最も響いたのは、屋台骨である「国内飲料事業」の不振です。主力のコーヒー飲料やスポーツドリンクの販売が伸び悩みました。加えて、テレビCMなどの広告宣伝費の増加も利益を圧迫する一因となった模様です。SNSでは「自販機がコンビニに押されて厳しいのでは」「最近CMをよく見る気がする」といった、現状を分析する声も聞かれました。
さらに、製薬企業などからドリンク剤の製造を請け負う「受託製造事業」において、将来の成長に向けた先行投資が膨らんだことも影響しました。全体の売上高は前年同期比1%減の396億円と、わずかながら減少しています。同社の強みである自動販売機での販売が、強力なライバルであるコンビニエンスストアとの激しい競争によって減少傾向に歯止めがかからないことが、根本的な課題として横たわっていそうです。
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