2019年12月23日の未明、東京都東村山市の静かな住宅街を震え上がらせる衝撃的な事件が発生いたしました。午前1時15分ごろ、平穏に眠りについていた84歳の男性と83歳の妻が暮らす自宅に、突如として2人組の男が侵入したのです。犯人たちは刃物を突き付けて夫婦を脅迫し、現金約460万円を奪って逃走するという、極めて卑劣かつ凶悪な犯行に及びました。
犯行の手口は非常に無慈悲なもので、夫婦は両手足を結束バンドで拘束されただけでなく、口を粘着テープで塞がれるという恐怖に晒されました。幸いにも腕の擦り傷などの軽傷で済みましたが、精神的なショックは計り知れないものでしょう。近所に住む息子さんが異変に気付いて駆け付け、2019年12月23日午前1時40分ごろに110番通報したことで事件が発覚しました。
巧妙な罠「アポ電」の恐ろしさと捜査の現状
警視庁東村山署の調べによりますと、事件の約1週間前には「アポ電」と呼ばれる不審な電話があったことが判明しています。アポ電とは「アポイントメント電話」の略称で、犯行グループが事前にターゲットの資産状況や家族構成を探るためにかける予兆電話のことです。今回は警察官を騙る男から電話があり、被害者の男性は世間話の中で自宅に多額の現金があることをつい漏らしてしまったといいます。
SNS上では「警察を名乗られたら信じてしまう」「高齢者を狙う手口が許せない」といった怒りの声が次々と上がっており、防犯意識の向上を訴える投稿が急増しています。犯人の一人は20代とみられる茶髪の男で、身長は約170センチメートルだったと報告されました。現在も東村山署は強盗致傷容疑で逃走した2人の行方を全力で追っていますが、住民の間では不安が広がっているのが実情です。
私個人としては、公的機関を装って善意や信頼を逆手に取る犯罪には強い憤りを感じざるを得ません。たとえ相手が警察官や役所職員を名乗ったとしても、電話口でお金の話が出た瞬間に疑いを持つ勇気が必要です。固定電話を常時留守番設定にする、あるいは防犯機能付き電話を導入するなど、私たち一人一人が「自分事」として対策を講じることが、悲劇を繰り返さない唯一の道ではないでしょうか。
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