京都から世界へ!京阪HDが仕掛けるSDGsブランド「NEMOHAMO」と「SIZEN TO OZEN」の挑戦

関西の足として親しまれる京阪ホールディングスが、私たちのライフスタイルを劇的に変える新たな一歩を踏み出しました。2019年12月9日、京都・四条河原町に誕生した複合施設「GOOD NATURE STATION」を拠点に、健康と環境をテーマにした独自のプライベートブランド(PB)を展開しています。世界的な観光都市である京都から、「人にも地球にも優しい」という新しい価値観を全世界へ向けて発信し、沿線のブランド力を一層高める狙いがあるようです。

SNS上では、早くも「鉄道会社が化粧品を作るなんて驚き」「パッケージが洗練されていて、京都土産の新定番になりそう」といった期待の声が寄せられています。特に注目されているのが、化粧品ブランドの「NEMOHAMO(ねもはも)」です。その名の通り、植物の「根」から「葉」まで、命の力を丸ごと活用するというコンセプトが非常にユニークですよね。全ての成分が植物由来で、水や石油由来成分を一切使用しないという徹底したこだわりには、編集部としても驚きを隠せません。

ラインナップは美容液やシャンプーなど13品目に及び、中でも洗顔後の肌を整える「ブースターオイル」は注目の逸品でしょう。ブースターとは、その後に使う化粧水の浸透を助ける導入液のことで、この製品は分子を非常に細かくすることで肌馴染みを極限まで高めています。ツバキなどを原料に、24時間以上かけて低温でじっくり抽出する手法は、熱による栄養素の破壊を防ぎます。ビタミンやミネラルが凝縮された贅沢なケアは、まさに自然の恵みそのものと言えるでしょう。

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食の常識を変える!カカオの未利用資源を活用した新しい美味しさ

一方で、食品PBである「SIZEN TO OZEN(しぜんとおぜん)」も、私たちの食卓に新たな喜びを届けてくれます。ここで私が特にお伝えしたいのは、環境負荷を減らす「アップサイクル」の精神です。例えば、チョコレートの製造過程で通常は廃棄されてしまう「カカオの皮」を再利用したカレーやティー。ゴミを減らすだけでなく、カカオ特有の芳醇な香りを活かす工夫は、まさにSDGs(持続可能な開発目標)が目指す「持続可能な消費」の形を体現しています。

京阪グループがここまで本格的に自然派ビジネスへ舵を切った背景には、2014年の「ビオ・マーケット」買収以来、長年蓄積してきた研究成果があります。「将来的に自然派へのニーズは必ず高まる」という加藤好文会長の確信が、今回の大型プロジェクトを支えているのでしょう。単なるモノづくりに留まらず、顧客の心に寄り添う「共感コンテンツ」を創造しようとする姿勢は、他社との差別化を図る上でも非常に強力な武器になると確信しています。

「GOOD NATURE STATION」は、宿泊施設も備えた巨大な発信基地であり、客室のアメニティにもこれらのPB製品が導入されています。京都という場所は、欧米からの旅行客も多く、彼らの高い環境意識と共鳴することで、今後は東京やニューヨークへの進出も現実味を帯びてくるでしょう。鉄道会社が単なるインフラ企業から、生活文化を創造する企業へと進化を遂げるこの瞬間を、私たちは目撃しているのです。

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