世界的にも高い知名度を誇る化学・電気素材メーカーの日本法人、スリーエムジャパン株式会社のトップが交代しました。2020年1月1日付で同社の新しい代表取締役社長に就任したのは、これまで副社長を務めていた昆政彦(こん・まさひこ)氏です。前任のスティーブン・ヴァンダーロウ氏は、アメリカの本社である3Mの歯科用製品事業部バイスプレジデント、いわゆる事業部門の副責任者へと異動することになりました。
昆氏は東京都出身の60歳で、1985年3月に早稲田大学商学部を卒業した経歴の持ち主です。民間企業を経て2006年に入社してからは、わずか2年後の2008年に取締役に上り詰めました。さらに2013年には副社長へと就任し、長年にわたり経営の舵取りを担ってきた生え抜きの実力派として知られています。今回の人事により、現場の業務や日本の市場特性を熟知したリーダーが、満を持して最高責任者の座に就く形となりました。
ネット上のSNSなどでは、今回の日本人トップの誕生に対して好意的なコメントが多く寄せられている印象を受けます。特に「日本の現場を深く理解している人物が社長になることで、より迅速で柔軟な意思決定が期待できるのではないか」といった、今後の事業展開を楽しみにする声が目立ちました。外資系企業の日本法人において、国内の商習慣に精通したリーダーが舵を取る意義は、ビジネスの現場でも非常に大きいと言えるでしょう。
ここで注目したい専門用語が、ヴァンダーロウ氏の新しい役職名にある「バイスプレジデント」という言葉です。これは外資系企業において、特定の事業部門や領域を統括する「副社長」や「事業本部長」に相当する重要なポジションを指します。アメリカの本社において、歯科用製品という医療に直結するハイテク分野の要職に前社長が就くことからも、日本法人がグローバル組織の中でいかに高く評価されているかがうかがえます。
編集部といたしましては、今回のトップ交代はスリーエムジャパンがさらに地域密着型のイノベーションを加速させる絶好の機会だと確信しております。昆氏が培ってきた豊富な経験とリーダーシップは、変化の激しい現代の市場において強固な武器になるに違いありません。技術力に定評のある同社が、新しい体制のもとでどのような革新的な製品やサービスを生み出していくのか、これからの動向から目が離せませんね。
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