猫好き悶絶!絵本作家・出口かずみ氏が描く愛猫のリアルな大冒険『小八』の魅力とSNSで話題の職人技を徹底解剖

頭の中の大部分が愛する飼い猫で占められているという、ユニークで才能溢れる絵本作家の出口かずみ氏をご存じでしょうか。そんな彼女が手掛けた最新画集『小八』が、今まさに多くの愛猫家たちの心を鷲掴みにしています。本作は、家を飛び出した愛猫の「小八」が、まるで人間のようにお部屋探しに奔走し、様々な仕事を経験しながら、時にはちょっぴりいけないことまでしてしまう波乱万丈な旅路を26枚の美しい絵画で表現した物語です。

普段の出口氏は、クスッと笑えるようなコミカルで愛らしいタッチの絵風が持ち味の作家として広く知られています。しかし、この作品で見せるアプローチは一味も二味も違い、鑑賞者を驚かせました。なんと、猫の柔らかな毛並みの一本一本が手に取るように伝わってくるほど、極めて「写実的」に描き込まれているのです。写実的とは、対象を目に見える通りにリアルに再現する表現技法ですが、その細やかな筆使いからは、愛猫への底知れぬ慈愛が満ち溢れています。

この息をのむような美しさはSNS上でも瞬く間に拡散され、「ページをめくるたびに、猫の温もりまで伝わってくるようだ」「コミカルな作風とのギャップにやられた」といった感動の声が相次いで寄せられました。さらに、物語のシュールな設定とリアルな猫の描写が織りなす独特の世界観に、中毒性を感じるファンが続出しています。猫を愛する人にとって、ページをめくる時間は、まさに至福のひとときと言えるでしょう。

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手仕事の温もりが光るこだわりの装丁

この素晴らしい書籍を世に送り出したのは、東京の高円寺でギャラリーの運営や古本販売、そして独自の出版事業を展開する「えほんやるすばんばんするかいしゃ」というこだわりの版元です。こちらの出版社では、自分たちが心から惚れ込んだ作家や作品だけを厳選し、一冊ずつ時間をかけて丁寧に企画・制作していくスタイルを貫いています。大量生産の時代にあって、こうした職人気質な本作りを続ける姿勢には、メディア編集者としても深く感銘を受けざるを得ません。

2020年1月12日に紹介された本書にも、その並々ならぬ情熱が細部にまで注ぎ込まれています。手に取るとまず驚かされるのが、薄い布が張られた贅沢な表紙の質感です。実はこれ、一つひとつが職人の手作業によって仕上げられており、イラストの絶妙なかすれ具合や、指先に伝わる優しい手触りを極限まで追求しています。価格は税別2,300円ですが、工芸品のような芸術的価値を考えれば、むしろ非常に贅沢でお買い得な一冊だと感じます。

デジタル書籍が普及した現代だからこそ、こうした紙の質感や手触りにこだわった「モノとしての本」の価値は、より一層輝きを増していくはずです。目で見て、手で触れて、そして心で感じる。そんな五感をフルに使って楽しむアート体験を、ぜひあなたも自宅の書斎で堪能してみてはいかがでしょうか。出口かずみ氏の深い愛情と、出版社のこだわりが詰まったこの画集は、あなたの本棚でいつまでも色褪せない宝物になるでしょう。

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