東京オリンピック・パラリンピックの閉幕後、私たちの暮らしや経済はどうなるのでしょうか。東京都は2020年1月24日、新時代を見据えた2020年度予算案を発表しました。今回の予算編成は、これまでのオリンピック一色のムードから舵を切り、最先端テクノロジーを活用した成長戦略に大きく重きを置いているのが特徴です。
SNS上では「五輪後の経済失速が心配だったから、この攻めの姿勢は応援したい」「5GやAIがどこまで生活に浸透するか楽しみ」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。今回の予算案の一般会計総額は7兆3540億円に上り、過去最大だった2019年度に次ぐ非常に大規模な予算編成となりました。
小池百合子知事は記者会見の席で、世界における日本の競争力が徐々に低下している現状への強い危機感を露わにしました。このままでは世界に取り残されてしまうという切実な思いが、今回の予算の原動力になっています。都は直面する厳しい課題に対し、テクノロジーの力で果敢に突破する構えです。
その最大の柱となるのが、超スマート社会「Society 5.0(ソサエティ5.0)」の実現です。これはサイバー空間と現実世界を高度に融合させ、経済発展と社会的課題の解決を両立する未来社会の姿を指します。都はこの分野に、前年度の8倍を超える158億円という破格の予算を投入する計画です。
ネット上でも「異次元の予算の増やし方で本気度が伝わる」と話題になったこの施策では、次世代通信規格「5G」の整備が一気に加速する見込みです。スマートフォンの映像と連動した体験型プロジェクションマッピングなどのイベントが企画されており、最先端の通信技術を誰もが肌で体感できる日も近いでしょう。
世界を驚かせる新星へ!起業家たちを育む強力なバックアップ
都の視線は、未来の経済を牽引する若い企業にも注がれています。現在、企業価値が10億ドルを超える未上場の急成長企業、通称「ユニコーン企業」の数は、アメリカの217社に対して日本はわずか3社に留まります。この格差を埋めるため、スタートアップ育成予算を前年度の2.2倍となる70億円へと大幅に増額しました。
丸の内や多摩地域には新たな起業支援拠点が誕生するほか、外国人でも融資を受けやすくなるような事業計画書の作成支援も始まります。これには「東京から世界的なIT企業が生まれるかもしれない」といったポジティブな反響が広がっており、多様なバックグラウンドを持つ挑戦者たちに光が当たるでしょう。
さらに、五輪後も海外からの旅行者を呼び込むため、観光振興にも239億円が充てられます。特に、出張などのビジネス旅の機会を利用して前後に観光を楽しむ「ブレジャー」と呼ばれる新しい旅行スタイルの普及には、1億円の新規予算が計上されました。新しい観光の形が、東京の魅力をさらに引き出すに違いありません。
一方で、東京を支え続けてきた地場産業への目配りも忘れていません。深刻化する経営者の高齢化と後継者不足による黒字倒産を防ぐため、事業のバトンタッチを資金面で支える「事業承継ファンド」の設立に60億円を投じます。民間資金を呼び込む起爆剤として、新たな支援ビジネスの市場を切り拓く狙いがあります。
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