大手通信企業のNTTが、マレーシアにおいて未来型の都市づくりに向けた大きな一歩を踏み出します。2020年1月29日、同社はクアラルンプール近郊のサイバージャヤ地区で、スマートシティの構築を目指した実証実験を2020年2月中旬から開始すると発表しました。これはアメリカのラスベガス市に続く、海外で2例目の挑戦となります。
スマートシティとは、インターネットや人工知能などの最先端のIT(情報技術)を駆使し、都市が抱える様々な問題を解決して快適に暮らせる街にする試みです。今回の実験は、日本の総務省が推進する調査研究の一環として、2020年4月末まで行われる予定となっています。現地では交差点に高精度なカメラを設置し、自動車の交通量を正確に把握する仕組みを構築します。
SNSでは「日本の優れたIT技術がアジアの渋滞を救うかもしれない」「未来のSF映画のような街が現実になるのが楽しみ」といった、期待に満ちた声が数多く寄せられています。集められたデータは、現地の自治体と連携して渋滞対策の検討に役立てられる計画です。道路の混雑度合いによって通行料金を変動させる、先進的な施策なども視野に入れています。
世界中で都市の渋滞や治安の悪化が深刻化する今、テクノロジーで街を最適化する試みは不可欠なトレンドだと言えるでしょう。単に新しい技術を導入するだけでなく、人々の暮らしに寄り添ったデータ活用を行う姿勢には非常に好感が持てます。日本が誇るインフラ技術が、海外の生活課題を劇的に解決していく様子を応援したいものです。
ラスベガスでの成功をアジアへ!広がる先進都市のネットワーク
NTTは2018年からラスベガス市でスマートシティの実験を進め、2019年2月にはすでに実際のサービスとして商用化を達成しました。繁華街に設置したカメラやセンサーにより、不審な車両の自動検知や、人々が集まるスポットの混雑予測を可能にしています。今回のマレーシアでのプロジェクトは、その成功事例を他地域へ広げる最初のステップです。
2020年1月29日に東京都内で開かれた記者会見において、NTTグローバルビジネス推進室の栢哲之担当部長は「ラスベガスの第2幕が始まる」と力強く宣言しました。この言葉からは、確かな実績に基づいた自信が満ち溢れているように感じられます。アジアを舞台にした新たなスマートシティの展開が、今後どのような進化を遂げるのか目が離せません。
コメント