サッカーファンの皆さん、2019年6月13日のニュースには胸が熱くなったのではないでしょうか。フランスで開催されている若手選手の登竜門「トゥーロン国際大会(モーリスレベロトーナメント)」の準決勝で、U-22日本代表が強豪メキシコを相手に劇的な勝利を収めました。後半に2度もリードを許す絶体絶命のピンチを跳ね返し、PK戦の末に同大会史上初となる決勝進出を決めたのです。まさに「死闘」と呼ぶにふさわしい激戦でした。
試合が動いたのは後半でした。50分に先制点を奪われる苦しい展開となりましたが、ここから若きサムライたちが目を覚まします。相馬勇紀選手と川井歩選手の両ウイングバックがピッチの幅を広く使って攻撃を活性化させると、72分に相馬選手が右足で豪快に蹴り込み、試合を振り出しに戻しました。一度は追いついたものの、試合終了間際の86分に再び勝ち越しゴールを許してしまいます。普通のチームならここで心が折れていたかもしれません。
土壇場での同点弾と「五輪世代」の意地
しかし、彼らは諦めませんでした。失点からわずか3分後の89分、途中出場のFW小川航基選手がGKとの1対1を冷静に制し、土壇場で再び同点に追いついたのです。この粘り腰には、現地で見守っていたファンも総立ちだったことでしょう。その後のPK戦では、日本は5人全員が成功させる勝負強さを発揮。相馬選手が試合後に「2度追いつくことはなかなかできない」と語った通り、チームとしての自信を深める大きな一勝となりました。
SNS上でもこの劇的な勝利に歓喜の声が爆発しています。「朝からすごい試合を見てしまった、感動した!」「2度追いつくメンタリティが素晴らしい」「小川航基、あそこで決めきる決定力は本物だ」といった称賛のコメントがタイムラインを埋め尽くしました。特に、土壇場でチームを救った小川選手や、攻守に走り回った相馬選手への評価がうなぎ登りとなっているようです。
A代表へのライバル心とこれからの期待
このU-22世代は、来たる東京オリンピックの中核を担う「五輪世代」です。現在、同世代の久保建英選手や堂安律選手はフル代表(A代表)に招集され、世界を相手に戦っています。今回活躍した小川選手が「正直、悔しい思いはすごくある」と吐露したように、彼らの胸中には強烈なライバル心と反骨心が燃えているのでしょう。横内監督代行が「置かれた環境で輝かないと上には行けないと彼らも分かっている」と語る通り、このハングリー精神こそが今のチームの強さの源泉なのかもしれません。
私自身、この試合を見ていて鳥肌が立ちました。技術はもちろんですが、何よりも「絶対に負けない」という気迫が画面越しにも伝わってきたからです。久保選手らが不在の中でもこれだけのパフォーマンスを見せられる日本サッカーの選手層の厚さは、2020年の本大会に向けて非常に頼もしい限りです。初の決勝進出を果たした彼らが、頂点の景色を見せてくれることを期待せずにはいられません。
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