⚾️【感動実話】メジャーリーグを動かした重病の少年!「メイク・ア・ウィッシュ」でイチロー選手との奇跡の対面が実現

2019年6月12日にスポーツライターの丹羽政善氏が報じたのは、メジャーリーグ、シアトル・マリナーズを舞台に繰り広げられた、ある重い病と闘う少年と、スーパースターとの心温まる交流の物語です。この出来事は、野球ファンだけでなく、多くの人々の胸を打ち、SNS上でも「感動した」「素晴らしい取り組み」といったポジティブな反響が寄せられています。病気の子供の夢を叶えるこの活動は、単なる慈善事業ではなく、選手の人間性やスポーツの持つ力を改めて感じさせてくれるでしょう。

物語の主人公は、ジョセフ君という一人の少年です。彼は熱心なマリナーズファンで、特に当時マリナーズの「会長付特別補佐」に就任したばかりのイチロー選手(元外野手)に憧れていました。2019年4月30日にその就任が発表されたイチロー選手は、マリナーズ傘下のマイナーリーグ、3Aタコマでも打撃指導などを行うことになり、その3日後にマイナーの球場で打撃投手を務めています。ジョセフ君は、イチロー選手のユニホームを大切に抱え、クラブハウスの前で彼を待っていましたが、到着した午後6時すぎにはすでに練習を終えたイチロー選手は球場を後にした後だったのです。

その日は会えませんでしたが、ジョセフ君は諦めませんでした。試合が始まっても「まだいるかなぁ?」とイチロー選手を探し続け、そしてついに「ダッグアウト! イチローがダッグアウトで試合を見ている!」と喜び勇んで報告に戻ります。しかし、その夜、イチロー選手が球場を去った午後9時前には、ジョセフ君の姿もありませんでした。筆者はこの理由を、2週間後にマリナーズの本拠地で彼と再会した際に知ることになります。

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💖「メイク・ア・ウィッシュ」が実現させた夢の対面

2019年5月17日、マリナーズの本拠地で再会したジョセフ君は、「メイク・ア・ウィッシュ」のTシャツを着ていました。これは、アメリカの各スポーツ団体が協力している「重い病気の子供の願いをかなえる事業」のことです。この日、ジョセフ君は「主役」として球場に招かれていたのです。彼があまり遅い時間まで球場にいられなかったのは、病状を考慮してのことだったと、母親の言葉から判明しました。この活動を知ったことで、彼の願いがどれほど切実なものだったのかが、痛いほど伝わってきます。

Tシャツのおかげで、練習に向かうマリナーズの選手たちは、次々と足を止めてジョセフ君に声を掛けてくれます。しかし、彼の最大の目的であるイチロー選手の姿は、なかなか見当たりません。その代わりに、彼は対戦相手であるミネソタ・ツインズのクラブハウスへ向かいます。実はジョセフ君は、前年までマリナーズでプレーし、現在はツインズに在籍しているネルソン・クルーズ選手(外野手)のファンでもあり、彼に会うこともまた一つの大きな願いだったのです。

その間に、フィールドに現れたイチロー選手は打撃ケージの裏で指導をしていました。クルーズ選手との対面を終えて外に出てきたジョセフ君を見つけ、筆者はクルーズ選手に「イチローのところへ連れていってあげてくれないか」とお願いすると、クルーズ選手は「よし、イチローにサインをもらいにいこうか?」と快く引き受けてくれたのです。この行動こそが、メジャーリーガーたちの人間的な温かさを示すエピソードと言えるでしょう。

憧れのイチロー選手のもとへクルーズ選手に連れられ、ボールを差し出すジョセフ君。ついに念願がかなった瞬間です。筆者は、きっと少年は喜びを爆発させるだろうと思っていましたが、意外にも彼は少し固まった表情を浮かべていました。これは、あまりにも大きな夢が現実になったことに対する、言葉にできない感動と、スーパースターを前にした緊張感からくるものだったのではないでしょうか。この活動は、病気と闘う子供たちにとって、精神的な大きな支えとなりますし、関わった選手たちの心にも忘れられない感動を刻む素晴らしい取り組みであると、私は心から思います。

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