世界情勢が激しく揺れ動く中、ユーラシアの大国同士が固い握手を交わしました。2019年09月04日、ロシアのウラジオストクにおいて、プーチン大統領とインドのモディ首相による首脳会談が実現したのです。両首脳は、軍事やエネルギーといった従来の枠組みを超えた「戦略的パートナー関係」をさらに高い次元へと引き上げる共同声明を発表しました。
今回の合意で最も注目すべき点は、両国の経済的な結びつきを劇的に強めるという明確な数字が示されたことでしょう。具体的には、2025年までに貿易額を300億ドル規模にまで拡大させるという野心的な目標を掲げています。SNS上では「北の巨人と南の成長株が手を組むのは、欧米諸国にとって大きな脅威になるのではないか」といった、地政学的なパワーバランスの変化を予感する声が相次いでいます。
ここで注目したいのが、ロシアが推し進める「アジア・シフト」という戦略です。これは、ウクライナ問題を端緒とする欧米からの経済制裁によって孤立を深めるロシアが、外交や経済の軸足をヨーロッパからアジアへと大胆に転換することを指します。制裁によって閉ざされた販路を、巨大な市場を持つインドや中国で補おうとするプーチン大統領の冷徹かつ迅速な生存戦略が見て取れるでしょう。
経済制裁を逆手に取るロシアの深謀遠慮とインドの思惑
私は、この動きを単なる経済協力の強化以上に、ロシアによる「ドル依存からの脱却」を狙った布石であると分析しています。欧米の金融網から締め出されつつあるロシアにとって、独自の経済圏を構築することは国家の生命線です。一方のインドも、エネルギー資源の安定確保という課題を抱えており、両者の利害は見事に一致しました。今回の会談は、まさに「昨日の敵は今日の友」を地で行くリアルポリテイクスの体現といえます。
インターネット上では「モディ首相の全方位外交が冴えわたっている」という評価も見受けられます。インドは米国とも友好関係を保ちつつ、ロシアから最新鋭の武器や資源を引き出すという、極めて高度なバランス外交を展開しているのです。2019年09月05日現在の状況を見る限り、この二国間の蜜月関係は、既存の国際秩序に一石を投じる大きな潮流となることは間違いありません。今後の具体的なプロジェクトの進展に、世界中の投資家が熱い視線を注いでいます。
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