2019年12月04日、楽天が2020年春の本格参入を目指している携帯電話事業において、衝撃的な情報がインターネット上を駆け巡りました。顧客向けの説明用として作成されたテスト用のウェブページ画像が、外部へ流出したことが判明したのです。その画像には、既存の携帯キャリアの常識を根底から覆すような、驚愕の料金体系が記されていました。
具体的に流出した内容を紐解くと、データ容量ごとに細かく設定されたプランが見て取れます。例えば、月間50ギガバイトという大容量プランが、わずか900円という破格の数字で示されていました。この「ギガ(GB)」とは、スマートフォンの通信量を表す単位で、動画視聴やSNSを頻繁に利用する現代人にとっては、その容量の大きさと安さのギャップは驚きを禁じ得ません。
さらに詳細を見ると、通話とデータ通信をセットにした20ギガバイトのプランが700円、最小の5ギガバイトプランもラインナップに含まれていた模様です。現在のモバイル市場における一般的な水準を大幅に下回るこの価格設定に対し、楽天側は「掲載されている数字はあくまでダミーであり、実際の料金案とは全く異なる」と、公式にその内容を否定する事態となりました。
SNSで渦巻く期待と懸念!楽天参入の真価とは
この流出騒動を受け、SNS上では早くもユーザーたちの熱い議論が交わされています。「もしこの金額が現実になるのであれば、すぐにでも楽天へ乗り換えたい」という期待の声が相次ぐ一方で、冷ややかな視線を送る意見も少なくありません。特に、自社回線が届かないエリアを補完するためにKDDIから回線を借りる「ローミング」の費用を懸念する声が目立っています。
「ローミング代を支払えば、この料金では赤字になるのではないか」という指摘は、ビジネスの持続性を考える上で非常に鋭い視点と言えるでしょう。楽天は2019年10月から、東京や大阪などの都市圏で5000人を対象とした無料の試験サービスを開始しており、2019年末までには基地局を3000局稼働させる計画ですが、整備の遅れも一部で指摘されています。
編集者としての私見を述べさせていただけるなら、今回の騒動は「楽天への期待値の裏返し」であると感じます。たとえ今回の数字がダミーであったとしても、消費者は現在の高止まりした携帯料金に強い不満を抱いており、第4のキャリアとなる楽天がもたらす「価格破壊」という夢を、流出画像に重ね合わせているのではないでしょうか。
楽天は現在、流出原因の調査を急ぐとともに画像の削除を進めていますが、正式なサービス開始時期や確定した料金プランの詳細は依然としてベールに包まれたままです。基地局整備という物理的な壁を乗り越え、彼らがどのような一手を投じてくるのか、今後の動向から片時も目が離せません。
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