航空機の未来を創る「チタンアルミ」の衝撃!エアロエッジと物材機構が挑む生産コスト2割削減の革新

栃木県足利市に拠点を置く航空機部品メーカーのエアロエッジが、日本の材料研究の総本山である物質・材料研究機構(NIMS)と手を取り合い、次世代の空を支える新素材「チタンアルミニウム合金(TiAl)」の画期的な製造技術開発に乗り出しました。両者は2019年10月09日までに共同研究契約を締結し、航空機エンジンの軽量化と高性能化を加速させるための挑戦をスタートさせています。

今回注目されているチタンアルミとは、その名の通りチタンとアルミニウムを組み合わせた合金で、驚くほどの軽さと高い耐熱性を兼ね備えているのが最大の特徴です。航空機の世界では「軽さは正義」であり、エンジンの燃費向上に直結するこの素材は、まさに夢の金属と言えるでしょう。SNS上でも「地元の企業が世界レベルの研究機関と組むのは胸熱」「日本の素材技術が世界をリードしてほしい」といった期待の声が数多く寄せられています。

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コストの壁を打ち破り「下請け」からの脱却を目指す

非常に魅力的なチタンアルミですが、実は加工が極めて難しく、製造コストが高止まりしている点が普及の大きな壁となっていました。これに対し、今回の共同研究では製造工程における「歩留まり(原材料から完成品が得られる割合)」を劇的に向上させることを目指しています。エアロエッジの水田和裕最高技術責任者は、生産コストを現状から2割削減するという意欲的な目標を掲げ、世界市場での競争力を高める構えです。

現在、エアロエッジはフランスのエンジン大手サフラン社が手掛ける最新エンジン「LEAP」のタービンブレード(回転羽根)の加工を請け負っています。しかし、同社は単なる加工業者にとどまるつもりはありません。自ら安価で高品質な素材の製造技術を確立することで、素材選定の段階からエンジンメーカーへ直接提案を行える「付加価値の高いパートナー」への進化を狙っているのです。

さらに、このプロジェクトではニッケル合金に比べて課題とされていた耐熱性のさらなる向上も視野に入れています。開発された新素材は国内外の金属メーカーと協力して量産化を進める計画であり、成功すれば世界の航空機産業における日本のプレゼンスは一層高まるに違いありません。単なるコストダウンを超え、素材そのものをアップデートしようとする彼らの姿勢には、技術大国としての意地と誇りを感じます。

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