ラーメンファンの聖地として知られる新横浜ラーメン博物館が、さらなる進化を遂げます。2019年10月17日より、来館者が自ら麺作りに挑戦できる待望の新エリアがオープンすることになりました。これまで食べる楽しみを提供してきた同館にとって、常設の体験コーナーを設置するのは今回が初めての試みとなります。
現在、博物館では1階部分の増床工事が急ピッチで進められており、単に展示を見るだけでなく「体験」を通じてラーメンの奥深さを学べる空間が誕生します。SNS上では「自分で打った麺を食べてみたい!」「子供と一緒に楽しめそう」といった期待の声が早くも寄せられており、新たな観光スポットとして注目を集めることは間違いないでしょう。
伝統の技「青竹打ち」で究極ののどごしを再現
今回の目玉となるのが、明治後期から大正時代にかけて主流だった「青竹打ち」という伝統的な製麺技法です。これは大きな竹に体重をかけて麺生地を延ばす手法で、現在は栃木県の佐野ラーメンなどで大切に継承されています。力加減が難しそうに見えますが、この工程によって生地に気泡が入り、独特の柔らかさと喉越しの良さが生まれるのです。
体験コースは、小麦粉からこだわって試食までじっくり楽しむ「要予約コース(3000円)」と、気軽に伝統技法を体験して麺を持ち帰れる「当日参加コース(1000円)」の2種類が用意されています。プロが使う道具に触れながら、普段何気なく食べている一杯がいかに手間暇かけて作られているかを実感できる貴重な機会になるでしょう。
増床エリアには、歴代の貴重なラーメンどんぶりのコレクションなども展示される予定です。岩岡洋志代表は、日本の食文化であるラーメンの歴史を100年先まで残したいと熱く語っています。単なる娯楽に留まらず、教育的な側面も持ち合わせたこの新施設は、ラーメンの未来を支える重要な拠点となっていくはずです。
個人的には、機械化が進む現代だからこそ、こうした手仕事の価値を再発見する場所に大きな意義を感じます。小麦の種類によって劇的に変わる風味や、自分の力で打ち上げた麺の格別な味わいは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。2019年10月17日のオープン当日、ぜひ足を運んでその歴史の鼓動を感じてみてください。
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