グルテンフリーの救世主!兵四郎ファームが放つ米粉専用の新品種「笑みたわわ」が世界を席巻する日

健康志向の高まりとともに、小麦粉を控える「グルテンフリー」というライフスタイルが世界中で注目を集めています。そんな中、福岡県朝倉市に拠点を置く「兵四郎ファーム」が、米粉ビジネスを劇的に進化させる新たな一歩を踏み出しました。彼らが農業・食品産業技術総合研究機構と手を取り合い、長い年月をかけて生み出したのが、米粉専用の新品種「笑みたわわ」なのです。

この「グルテン」とは、小麦に含まれるタンパク質が水と反応して生まれる物質で、パンの粘りや弾力を作る重要な要素です。しかし、体質的に合わない方や健康維持を目的とする人々の間では、これを含まない食生活が一般化しつつあります。SNS上でも「米粉のパンは膨らみにくいけれど、これなら期待できそう!」といった、料理愛好家たちからの熱烈な視線が注がれているようです。

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驚異の細かさが生む「ふわふわ」の魔法

2006年ごろから開発がスタートした「笑みたわわ」は、2016年からの試験栽培を経て、ついに農林水産省に品種登録が受理されました。この品種の最大の特徴は、粉にした際の粒の小ささにあります。一般的な食用の「ヒノヒカリ」に比べ、その粒径は約4分の1となる30マイクロメートルしかありません。1マイクロメートルは100万分の1メートルという極小の単位ですが、この細かさがパンや菓子を焼いた際の見事な膨らみを実現するのです。

現在は朝倉市の自社水田など約0.7ヘクタールで栽培されており、2019年時点での年間収穫量は約3360キログラムとなっています。すでに販売を開始している米粉100%のパンケーキミックスは、野見山正社長が「リピーターが非常に多い」と手応えを感じるほど好評を博しています。地元福岡の有名菓子メーカーとのコラボ商品も間近に控えており、私たちの食卓にこの美味しさが届く日はすぐそこまで来ているでしょう。

2022年に向けて拡大する国内需要と海外進出

国内の米粉需要は右肩上がりで、農水省のデータによれば2018年度には過去最多の3万1000トンを記録しました。さらに2019年度には3万6000トンに達する見通しで、10年前と比較するとその市場規模は6倍以上に膨れ上がっています。兵四郎ファームはこの追い風を受け、2022年までに作付面積を現在の10倍以上となる10ヘクタールまで拡大し、一般農家への栽培委託も進めていくという意欲的な計画を掲げています。

また、視線は国内に留まらず、2020年度中には米国やシンガポールの拠点を通じて海外販売も開始される予定です。私は、この取り組みこそが日本の水田を守り、農業の未来を切り拓く鍵になると確信しています。アレルギー対策だけでなく、腹持ちの良さからダイエット中の女性にも支持される米粉が、日本発のスーパーフードとして世界のオーガニックスーパーに並ぶ光景は、もう夢物語ではありません。

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