スバルが2020年3月期業績予想を下方修正!リコール費用650億円が純利益を直撃した背景と今後の展望

2019年11月6日、自動車メーカーのSUBARU(スバル)が発表した2020年3月期の連結業績予想は、多くの投資家やファンにとって衝撃的な内容となりました。今期の連結純利益は前期から15%増加する1630億円を見込んでいるものの、従来掲げていた目標からは470億円も下振れる形になっています。主力であるSUVモデルが世界的に好調を維持している中で、一体何がこの大幅な下方修正を招いたのでしょうか。

最大の要因は、2019年7月から9月までの第2四半期において、リコール(回収・無償修理)に関連する費用として約650億円を計上したことです。リコールとは、自動車の構造や装置に欠陥が見つかった際、道路運送車両法に基づきメーカーが自らの責任で回収し、無料で修理を行う制度を指します。安全性に直結する重要なプロセスですが、今回はその対応コストが利益を大きく押し下げる結果となりました。

スバルは2018年度にも、完成検査における不正問題などが重なり、1000億円規模のリコール費用を投じています。昨年に引き続き、今期も品質問題に起因する多額の出費を余儀なくされた事実は、ブランドの信頼回復を待ち望むユーザーにとっても見過ごせない事態でしょう。SNS上では「デザインは好きなのに品質への不安が拭えない」といった厳しい意見や、「信頼のスバルに戻ってほしい」という期待を込めたエールが混在しています。

私個人の視点としては、スバル特有の「走りのこだわり」という強みを守るためにも、今こそ原点に立ち返った品質管理の徹底が不可欠だと感じます。水平対向エンジンや4WD技術など、世界中に熱狂的なファンを持つメーカーだからこそ、技術への過信を捨てた厳格なチェック体制の構築が急務です。業績回復への足取りは確かに重いものですが、この苦境を乗り越えることが、真の意味でのブランド再生に繋がるのではないでしょうか。

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