2019年11月22日、今週のヒット商品ランキングが発表され、飲料カテゴリーでは驚きの地殻変動が起きました。トップ4を初登場の新作が独占するという、異例の事態に業界の注目が集まっています。なかでも王座に輝いたのは、サントリー食品インターナショナルの「オランジーナ ブランヌーヴォー」です。この商品は、白ぶどうの華やかな香りとオレンジの爽やかさが融合した、まるでシャンパンのような贅沢な味わいが特徴となっています。
惜しくも2位となったのは、同シリーズの「オランジーナ ルージュヌーヴォー」で、こちらは赤ぶどうの深みが楽しめる大人な仕上がりです。SNS上では「解禁されたばかりのボジョレー・ヌーヴォーのような特別感がある」「炭酸なのに上品で、仕事終わりのご褒美にぴったり」といった声が相次いでいます。ワインを意識した高級感のあるパッケージデザインも、思わず手に取りたくなる魅力のひとつと言えるでしょう。
続く3位にはカゴメの「野菜生活100 有田みかんミックス」がランクインし、4位にはアサヒ飲料の「とちおとめ&カルピス」が顔を揃えました。旬の果実をふんだんに使った季節限定商品が、消費者の心を強く掴んでいる様子が伺えます。特に今の時期、冬の足音とともに濃厚な甘みを求める層が増えているのかもしれません。定番商品よりも「今しか飲めない価値」を重視する傾向は、今後も加速していくはずです。
不動のチョコエッグと美容液市場の熱い争い
お菓子部門では、フルタ製菓の「チョコエッグ(ハローキティ コラボレーション)」が4週連続で首位を守り抜くという驚異的な強さを見せました。様々な職業に扮したキティちゃんのフィギュアがコンプリート欲を刺激し、世代を超えたファンを魅了しています。2位にはネスレ日本の「キットカット ミニ」が浮上し、3位には冬の定番、明治の「メルティーキッス プレミアムショコラ」がランクインしました。冬ならではの口どけを楽しむ文化が今年も定着しています。
家庭用品部門では、スキンケアの常識を覆す「土台美容液」が輝きを放っています。首位を奪取したのは花王の「ソフィーナ iP ベースケア セラム」です。ここでいう土台美容液とは、洗顔後すぐに使用することで肌のキメを整え、その後に使う化粧水の浸透を助ける導入液のこと。乾燥が気になる2019年11月の気候において、高濃度な炭酸泡で肌をケアするスタイルの重要性が再認識された結果と言えそうです。
その他食品では日本ハムの「シャウエッセン チェダー&カマンベール」が安定の1位をキープしており、冷食部門では日本水産の「大きな大きな焼きおにぎり」が頂点に君臨しています。全体を振り返ると、飲料の「ヌーヴォー」旋風や、お菓子の「限定コラボ」、そして家庭用品の「高機能スキンケア」など、日常に彩りを与える付加価値の高い商品が市場を牽引しているのが印象的です。トレンドの変化を敏感に察知し、自分への投資を楽しむ消費者が増えている証拠ではないでしょうか。
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