エコノスが最新決算を発表!リユース事業の拡大と赤字拡大の裏側にある「攻めの投資」とは?

環境ビジネスの旗手として注目を集める株式会社エコノスが、2019年11月14日に2019年4月から9月期の連結決算を公開しました。最終損益は1億1600万円の赤字を記録し、前年同期の2300万円からマイナス幅が広がる厳しい結果となっています。

今回の赤字拡大には、同社が展開するリユース事業への積極的な投資が背景にあります。「ブックオフ」や「ハードオフ」といった人気ブランドの店舗運営において、深刻な人件費の高騰が収益を圧迫したことは無視できない事実でしょう。

さらに、未来の利益を見据えた新店舗の開設に伴う初期費用も、今回の損失を膨らませる大きな要因となりました。営業損益についても、前年同期の黒字から6300万円の赤字に転落しており、成長に向けた「産みの苦しみ」の最中にいることが伺えます。

しかし、売上高そのものは前年同期比で2%増加し、19億円という堅調な数字を維持しました。これは2018年9月に発生した北海道胆振東部地震による客数減少から、2019年に入り見事な回復を見せた反動も大きく寄与しているといえます。

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環境価値をビジネスに変える!カーボン・オフセット仲介の可能性

同社の特筆すべき強みは、モノの再利用だけではなく「二酸化炭素排出枠取引」の仲介事業が好調である点です。これは企業が排出した温室効果ガスの削減量を、市場を通じて取引する仕組みであり、現代の脱炭素社会には欠かせない分野です。

ネット上のSNSでも「赤字は大きいけれど、SDGsの流れに乗っている企業なので期待したい」といった声や、「リユース市場は競争が激しいが、排出権取引の先見性は面白い」といった前向きな反応が一部で見受けられます。

個人的な見解としては、短期的な赤字のみで評価を下すべきではないと感じます。人件費増という構造的な課題はあるものの、リユースと排出枠取引という「循環型社会」の両輪を持つ同社の戦略は、長期的には大きな強みとなるはずです。

今は投資が先行している段階ですが、2019年11月15日現在の状況を見る限り、新店舗が軌道に乗れば収益性は改善するでしょう。環境への配慮が企業の価値を左右する時代において、エコノスの挑戦は応援に値する取り組みだと言えます。

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