業務用照明の分野で熱い視線を浴びているノートン・ライティングテクノロジージャパンが、独自の「ハイブリッド型照明」を武器に快進撃を始めようとしています。同社は2019年11月21日、製造設備の商社である丹波貿易の傘下に入ったことをきっかけに、工場向け販路を劇的に拡大する方針を固めました。環境負荷への意識が世界的に高まる中で、大規模施設での照明刷新ニーズは非常に高く、初年度から2億円という強気な売上目標を掲げています。
この戦略の核となるのが、同社が中国の開発企業と共同で生み出した「フォーミュラアレイLED」です。これは複数のLEDチップを独自の配列で実装する高度な技術を用いた製品で、一般的な水銀灯に比べて圧倒的な省エネ性能を誇ります。特筆すべきは、光の質が従来のLEDとは一線を画している点でしょう。永田顕治社長は、その柔らかな光が現場の作業効率を向上させると自信を覗かせており、まさに工場環境の救世主といえる存在です。
作業ストレスを劇的に軽減する「目に優しい」ハイブリッド技術
SNS上では、これまでのLED照明に対して「光が鋭すぎて目が疲れる」といった不満の声が散見されていました。しかし、このハイブリッド型照明は反射を極限まで抑える設計になっており、実際に導入した埼玉県朝霞市の健康増進センターからも「視覚的なストレスが少ない」と高く評価されています。強い光が直接目に入る不快感を和らげるこの技術は、精密な作業が求められるプリント基板工場や、長時間の作業が続く大規模倉庫での環境改善に直結します。
これまでは鉄道やプールといった特定の施設での利用がメインでしたが、今後は丹波貿易が持つ強固なネットワークを最大限に活用し、製造現場への一挙導入を狙います。私は、この「人に優しい光」というアプローチこそが、今後の産業用照明のスタンダードになると確信しています。単なるコスト削減のためのLED化から、従業員の健康や生産性を考慮した「ウェルビーイングな照明」への転換こそが、現代の企業に求められる本質的な投資だからです。
さらに同社の視線は、単なる照明の枠を超えて未来の安全にも向けられています。今後は親会社となった丹波貿易と連携し、あらゆるモノがネットに繋がるIoT技術を融合させた「防災用照明」の開発にも注力する予定です。2019年11月21日というこの日を境に、ノートンは次世代のインフラ企業へと進化を遂げるに違いありません。省エネと快適さ、そして安全性を兼ね備えた同社の挑戦は、日本のモノづくり現場をより明るく照らし出すでしょう。
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