平成から令和へと元号が塗り替えられた2019年、私たちの生活には新しい風が吹き抜けました。今年のヒットシーンを象徴する言葉といえば、やはりラグビーW杯で日本中を熱狂させた「ONE TEAM(ワンチーム)」でしょう。世代を超えた団結力が、これまでにないムーブメントを次々と生み出しています。
2019年9月12日に配信を開始したスマートフォン向けアプリ「ドラゴンクエストウォーク」は、まさに中高年層の冒険心に火をつけました。これは「位置情報ゲーム」と呼ばれるジャンルで、現実世界の地図とゲーム内の世界が連動し、実際に歩くことで物語が進む仕組みです。配信からわずか1週間で500万ダウンロードを記録する快進撃を見せました。
SNS上では、仕事帰りのサラリーマンが「メタルスライムを探して一駅分歩いた」といった投稿を相次いで行い、健康意識と遊び心が融合した社会現象となっています。2019年11月までに1000万ダウンロードを突破し、街中にはスマホを手に冒険を楽しむ大人の姿が日常の景色として定着したといえるでしょう。
持ち運べる娯楽が席巻!「外遊び」が進化する新時代
外出先でのエンターテインメントは、ゲーム機本体の進化によってさらに加速しています。2019年9月20日に任天堂から発売された「ニンテンドースイッチライト」は、携帯専用に特化した軽量モデルとして、2カ月で約62万台を売り上げる大ヒットとなりました。場所を選ばず遊べる手軽さが、新たな層に支持されています。
さらに、2019年11月15日に登場した「ポケットモンスター」の最新作は、発売初週で国内200万本を販売するという驚異的なロケットスタートを切りました。家庭用ゲーム機でありながら、外に持ち出して仲間とつながるスタイルは、令和の遊びのスタンダードを確立しつつあるのではないでしょうか。
家での楽しみといえば、サントリースピリッツが2019年3月5日に発売した缶入りの「こだわり酒場のレモンサワー」が圧倒的なシェアを誇っています。当初の計画を大幅に上回る約1億3700万本の販売を見込んでおり、プロの味を自宅で再現できる手軽さが、晩酌の風景を鮮やかに変えてしまいました。
「すみっコ」への共感と「オオカミ」に翻弄される若者たち
キャラクターの世界でも、意外な「大人泣き」現象が起きています。2019年11月8日に公開された映画「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」は、控えめなキャラクターたちが織りなす深い物語が反響を呼び、SNSでは「まさかこの映画で号泣するとは」という驚きと感動の声が溢れました。
若年層の間では、AbemaTVの恋愛リアリティーショー「オオカミちゃんには騙されない」が熱狂的な支持を集めています。2019年7月7日から放送された今作は、嘘をつく「オオカミ」の存在に翻弄される若者の姿を描き、累計視聴数は1.5億回を突破しました。予測不能な展開に、誰もが心を掴まれています。
スポーツ界でも、2019年8月4日に全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手や、6月にNBAドラフト1巡目指名を受けた八村塁選手など、世界を舞台に輝く新星が誕生しました。彼らの活躍は、2020年の東京五輪に向けた期待を最高潮に高めています。令和元年は、まさに日本中が一つになって未来へ突き進む「伝説の始まり」の年なのです。
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