ダークダックス遠山一が語る「マンガさん」のペンション!蓼科の高原に刻まれた4人の友情と素顔

男性コーラスグループの先駆けとして昭和の歌謡界を彩ったダークダックス。そのリードテナーを務め、「マンガさん」の愛称で親しまれた佐々木行さんは、実はペンション経営という素敵な夢を抱いていました。その念願が叶ったのは、今から30年から40年ほど前のことです。場所は自然豊かな長野県の蓼科高原で、奥様と共に理想の場所を作り上げました。

このペンションの名前は「ADLIB(アドリブ)」といいます。音楽用語で「即興演奏」を意味するこの言葉には、季節の移ろいやその時の気分に任せて、自由な余暇を楽しみたいという佐々木さんの願いが込められていたのでしょう。日曜大工が趣味だった彼は、内装や階段の手すりの装飾まで自ら手掛けるなど、並々ならぬ情熱を注いでいました。

SNS上では「マンガさんのペンションに泊まってみたかった」「メンバーがプライベートで集まるなんて、なんて仲が良いグループなんだろう」といった感動の声が上がっています。プロの歌手としてだけでなく、一人の人間として人生を謳歌する姿に、多くのファンが温かい眼差しを向けているのが分かりますね。

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ゲタにパク、ゾウ……個性がぶつかり合う蓼科の休日

アドリブには、ダークダックスのメンバーたちが夫人を伴って頻繁に訪れていました。そこで見せる彼らの素顔は、ステージの上とはまた違った輝きを放っていたのです。例えばスポーツです。スキーとなれば佐々木さんが圧倒的な実力を見せつける一方で、ゴルフに関しては「パク」こと高見澤宏さんが群を抜いて上手だったといいます。

遠山一さん(ゾウ)と喜早哲さん(ゲタ)は、どの競技も中途半端だったと謙遜されますが、そんな凸凹な関係性こそがグループの絆を深めていたのでしょう。また、マージャンを楽しむ場面でも「ゲタ」こと喜早さんだけは頑なに参加しませんでした。これには、彼のニックネームの由来に関係する、思わず笑ってしまうような理由が隠されています。

喜早さんの顔の形が四角いことから、師匠の小島正雄さんによって「ゲタ」と命名された経緯がありました。本人は「四角い麻雀牌を触ると、自分の顔を撫でているようで落ち着かない」と語っていたそうで、なんともチャーミングなこだわりです。こうした冗談を言い合える関係が、2019年12月05日現在も遠山さんの胸に深く刻まれています。

ペンションの料理は主に奥様が担当されていましたが、佐々木さんも得意の揚げ物で腕を振るいました。実はメンバーで一番の料理上手は高見澤さんでしたが、このペンションの厨房だけは聖域として立ち入りを許されなかったそうです。私自身、こうした「各々の領分を尊重し合うプロの流儀」に、長く続くグループの秘訣があると感じてやみません。

懐かしい写真を見返すと、当時の賑やかな笑い声が今にも聞こえてきそうです。時代が変わっても、仲間と共に夢を語り、汗を流した記憶は色褪せることはありません。ダークダックスという唯一無二のハーモニーは、こうしたプライベートでの深い交流があってこそ生まれた、真実の響きだったといえるでしょう。

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