大分の冬を彩る贅沢!「ふぐ八丁」で味わう天然トラフグの厚切り刺身と職人魂

冬の訪れとともに恋しくなるのは、心まで温まる熱燗の温度や温泉の香り、そして何といっても旬のフグ料理ではないでしょうか。冷え込みが厳しくなる季節、大分市都町にある名店「ふぐ八丁」の暖簾をくぐれば、仲居さんの活気あふれる挨拶が優しく迎え入れてくれます。大分県といえば名湯の数々が有名ですが、実は全国屈指のフグの聖地としても知られているのです。

その秘密は、関アジや関サバを育む豊後水道の激しい潮流にあります。厳しい環境で揉まれたフグの身は、驚くほど強靭に引き締まっているのが特徴です。1972年の創業以来、この店では一貫して豊後水道産の天然ものにこだわり続けてきました。SNS上でも「これまでのフグの概念が覆された」「この厚みは衝撃的」といった驚きの声が次々と上がっており、食通たちの視線を釘付けにしています。

特筆すべきは、お皿の模様が透けて見える一般的な「薄造り」とは一線を画す、圧倒的なボリューム感の刺身です。自家製ポン酢にたっぷりのネギと紅葉おろしを添えて頬張れば、天然もの特有のコリコリとした力強い弾力と、噛むほどに広がる繊細な甘みに圧倒されるでしょう。出張や転勤で大分を訪れた人々の中には、この刺身だけでお腹がいっぱいになると贅沢な悲鳴をあげる方も少なくありません。

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鮮度の証は「厚切り」にあり!二代目が守る究極のシンプル美

なぜ、これほどまでに厚く切るのでしょうか。店主の友田光一さんは「鮮度が良すぎるフグは、身の弾力が強すぎて薄く切ることができないのです」と笑顔で語ります。フグは捌いた直後、死後硬直によって身が非常に硬くなるため、職人の高い技術があって初めてこの食べ応えが実現します。また、ズッシリと重みを感じる唐揚げも、フグ本来の旨味が凝縮された逸品として人気を博しています。

友田さんは下関や博多というフグの本場での修行を経て、24歳の若さで父の代から続く店を継承しました。長年の経験を経て辿り着いた境地は、意外にも「シンプル」であることだといいます。素材が持つポテンシャルを最大限に活かし、余計な手を加えず「フグの味を邪魔しないこと」を何よりも大切にされています。こうした職人の矜持が、一口ごとの感動を生み出しているのでしょう。

2019年10月の増税後も、お店ではフルコース8000円という価格を据え置いて提供しています。この企業努力には、筆者としても頭が下がる思いです。調理場前のカウンターで、友田さんとの会話を肴に香ばしいヒレ酒を煽るひとときは、まさに至福の極み。2019年11月14日現在、年末に向けて週末の予約が非常に取りづらくなっているというのも、納得のクオリティです。

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