【次世代素材】世界が注目する「透明な断熱材」エアロゲルとは?ティエムファクトリが茨城に量産拠点を建設!

私たちの住まいや移動の常識を根底から覆すような、驚きのニュースが飛び込んできました。素材開発を手掛ける気鋭のスタートアップ、ティエムファクトリ株式会社が、光を通すほど透明でありながら極めて高い断熱性能を誇る新素材「エアロゲル」の量産に向け、茨城県茨城町に新たな研究開発拠点を設けることを決定したのです。

2019年11月18日、同社が発表した計画によれば、2022年までに総額約20億円という巨額の投資を行い、世界をリードする研究環境を整備します。このプロジェクトは、これまで大学の研究室や貸工場に分散していた技術者と最新鋭の生産設備を一堂に集約し、未知の可能性を秘めた素材の実用化を一気に加速させる狙いがあるのでしょう。

SNS上では「ついに未来の窓ガラスが現実になるのか」「透明な断熱材があれば、冬の窓際の寒さがなくなるはず」といった期待の声が数多く寄せられています。今回、茨城町の中央工業団地に確保された約4500平方メートルの広大な敷地では、2019年内にも着工が予定されており、まさに新時代の幕開けを感じさせますね。

スポンサーリンク

魔法の素材「エアロゲル」が変える私たちの未来

ここで注目すべきは、彼らが扱う「エアロゲル」という素材の正体です。これは、体積の約9割以上を空気が占めるという非常に特殊なスポンジ状の構造体で、その圧倒的な軽さから「凍った煙」とも称されます。本来、空気は非常に優れた断熱材ですが、これを固体の中に閉じ込めることで、熱の移動を劇的に遮断することが可能になるのです。

しかし、従来のエアロゲルは製造コストが非常に高く、なおかつ透明度が低いという弱点がありました。ところが、ティエムファクトリ社は独自の技術によって「柔軟性」と「高い透明度」を両立させることに成功しており、しかも低コストでの生産に目処を立てています。これこそが、同社が世界から熱い視線を浴びている最大の理由だと言えるでしょう。

新拠点は2020年03月に一部稼働を開始し、2021年秋までには施設全体が完成する見通しです。この施設から生み出される透明な断熱材は、住宅の窓や自動車のガラスなど、私たちの日常生活に欠かせない場所への導入が見込まれています。省エネ性能が飛躍的に向上することで、環境負荷の低減にも大きく貢献するはずです。

編集者としての私見ですが、こうしたスタートアップが自治体と連携し、1億9000万円もの補助金を受ける茨城県の決断も素晴らしいと感じます。確かな技術力を持つ企業が自前の拠点を持つことは、量産化への大きな壁を乗り越えるための必須条件です。20億円規模の挑戦が、日本の素材産業を再び世界一へと押し上げる原動力になることを期待して止みません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました