2019年12月8日、東京都の町田市立総合体育館にて、視覚障害者による5人制サッカー「ブラインドサッカー」の国際親善試合、チャレンジカップが開催されました。日本代表はアフリカ王者であるモロッコ代表と激突しましたが、1対5という厳しいスコアで敗北を喫しています。世界ランキング13位の日本に対し、8位のモロッコはその格の違いを見せつける形となりました。
ブラインドサッカーとは、フィールドプレーヤーがアイマスクを装着し、音の鳴るボールを頼りにプレーする非常にエキサイティングな競技です。情報の8割を視覚から得ると言われる人間にとって、耳と声、そして足先の感覚だけでゴールを目指すこのスポーツは、まさに「静寂の中の格闘技」と呼ぶにふさわしい激しさを持っています。
アフリカ王者の猛攻とSNSで沸き起こる期待の声
試合は序盤からモロッコの高い個の技術と推進力に圧倒される展開が続きました。今年のアフリカ選手権を制した彼らの攻撃は鋭く、日本の守備陣を次々と突破していきます。SNS上では「モロッコの身体能力とボールタッチが異次元すぎる」といった驚きの声が上がる一方で、「この悔しさを糧に強くなってほしい」という日本代表への熱いエールも数多く見受けられました。
個人的な見解としては、この完敗は決して悲観すべきものではないと考えています。強豪国との真剣勝負で露呈した守備の連携や決定力不足という課題は、本番前に得られた貴重な処方箋に他なりません。特に音を頼りにする競技特性上、一度崩れたリズムを立て直す難しさが浮き彫りになった点は、今後の強化において極めて重要なポイントになるはずです。
2019年12月のこの時期に、世界トップクラスの「個」の強さを肌で感じられたことは、日本代表がさらなる高みへ登るための大きな転換点となるでしょう。東京2020パラリンピックを控える中で、彼らがどのような修正を加え、進化を遂げていくのか。逆境から立ち上がるパラサカ日本代表の挑戦から、今後も一瞬たりとも目が離せません。
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