スピードスケートW杯第3戦!小平奈緒1500mで粘りの8位、小田卓朗は表彰台へ肉薄の5位入賞

2019年12月8日、カザフスタンのヌルスルタンでスピードスケートのワールドカップ第3戦が最終日を迎え、日本勢が世界の強豪を相手に熱戦を繰り広げました。女子1500メートルに登場したエースの小平奈緒選手は、1分57秒73というタイムで8位に食い込んでいます。本領発揮とまではいかないまでも、過酷な転戦の中で確実にシングル順位を確保する勝負強さは、さすがの一言に尽きるでしょう。

優勝を飾ったのは、カナダのイバニー・ブロンディン選手で、圧倒的な滑りを見せつけました。一方で、若手の小野寺優奈選手は20位と苦い結果に終わりましたが、この経験は必ず次への糧となるはずです。SNS上では「小平選手、連戦でお疲れのはずなのに大崩れしないのは流石」「海外勢のスピードが上がっている中で踏ん張ってほしい」といった、ベテランの安定感を称賛しつつ次戦へ期待を寄せる声が多く見受けられました。

男子1500メートルでは、小田卓朗選手が1分46秒14という好タイムを叩き出し、5位入賞を果たす快挙を成し遂げています。メダルまであと一歩という位置につけたことで、日本短距離界の底力を世界に知らしめたと言えるでしょう。また、実力別の区分けである「Bクラス」では、近藤太郎選手が3位に入り、着実に上位クラスへの昇格を視野に入れた滑りを見せました。

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団体追い抜きの激闘と日本チームの現在地

チームの連携が試される団体追い抜き(パシュート)においても、日本勢は健闘を見せています。男子の中村奨太選手、土屋良輔選手、大林昌仁選手のトリオは、惜しくも表彰台を逃したものの4位という好成績を残しました。パシュートは空気抵抗を減らすために縦一列で滑る競技ですが、個々の走力だけでなく、先頭を交代するタイミングや滑走の同調性が勝敗を分ける非常に高度な種目です。

女子の団体追い抜きは小野寺選手、高橋菜那選手、酒井寧子選手の布陣で挑み、8位という結果になりました。今回はナショナルチームの主力である高木美帆選手らが不在という状況でしたが、若手や控えの選手たちが世界の舞台で実戦経験を積めたことは、今後の層の厚さに繋がるはずです。主力に頼り切るのではなく、チーム全体のレベルを底上げしようとする日本スケート連盟の戦略的な意図が感じられます。

個人的な見解としては、小平選手が専門外に近い1500メートルでも上位を維持している点は、彼女の基礎体力の高さを示していると感じます。ただ、世界トップとのタイム差を考えると、ピークをどこに持っていくかが今後の鍵になるでしょう。男子の小田選手については、トップ集団との差が極めて僅差であるため、コーナーワーク一つで表彰台の真ん中に立つ可能性も十分に秘めています。

2019年12月09日現在の状況を鑑みると、日本勢は過渡期にありながらも、個々の能力で世界のトップレベルに踏みとどまっている印象です。高木選手ら主力が復帰した際に、今回経験を積んだ選手たちがどのような相乗効果を生み出すのか、非常に楽しみでなりません。次戦以降も、氷上の熱い戦いから目が離せない日々が続きそうです。

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