2019年12月13日、投資家の皆様が熱視線を送る第3四半期の決算数値が続々と明らかになりました。今回の発表では、ライフスタイル提案で人気のミサワ(3169)や、レジャー業界の雄である東京ドーム(9681)など、私たちの生活に身近な企業の明暗が分かれる形となっています。SNS上では「ミサワの伸びが凄まじい」「東京ドームは安定感があるね」といった驚きと納得の声が飛び交っており、マーケットの活気を感じさせます。
まず注目すべきは、インテリアショップ「unico」を展開するミサワです。2019年2月1日から2019年10月31日までの期間において、売上高は85億円に達し、純利益は前年同期の1億8700万円から4億7300万円へと大幅なジャンプアップを遂げました。1株利益も66.5円と極めて高い水準を記録しており、独自の世界観を持つブランド力が着実に収益へと結びついていることが伺えます。
ここで「1株利益(EPS)」という言葉について解説しましょう。これは企業が稼ぎ出した純利益を発行済みの株式数で割ったもので、投資家にとって「自分の持ち株がどれだけ稼いでくれたか」を示す重要な指標です。ミサワのこの数字の伸びは、効率的な経営が行われている証拠と言えるでしょう。2020年1月期の配当予想が8.0円となっている点も、株主還元への姿勢として好感されているポイントです。
レジャーと終活市場の勢い、一方で苦戦を強いられる製造業
一方、エンターテインメントの殿堂である東京ドーム(9681)も絶好調です。2019年2月1日から2019年10月31日までの売上高は691億円、純利益は71億8500万円を記録しました。SNSでは「野球やイベントの集客力が数字に直結している」と分析する投稿も見られ、都市型レジャーの底堅さを証明しています。景気に左右されにくい娯楽への支出が、同社の収益を力強く支えているようです。
また、時代のニーズを捉えているのが鎌倉新書(6184)です。供養や葬儀のポータルサイトを運営する同社は、純利益を前年同期の2億7100万円から4億4000万円へと大きく伸ばしました。「終活」という言葉が定着する中で、ITを活用した透明性の高いサービスが現代人の価値観にマッチしているのでしょう。社会課題を解決するビジネスモデルは、今後もさらなる成長が期待できると私は確信しています。
対照的に、厳しい局面を迎えているのが三井ハイテック(6966)です。売上高は644億円と微増したものの、利益面では3億1700万円の赤字に転落してしまいました。製造業を取り巻く世界的な経済環境の変化が、精密金型やリードフレームなどの主力事業に影を落としているようです。こうした「経常利益(本業と財務活動を合わせた実力)」の落ち込みは、製造現場の苦境をリアルに物語っています。
今回の決算発表を俯瞰すると、消費者のライフスタイルに深く入り込んだ企業が利益を伸ばす一方で、グローバルな景気動向に左右される製造業が耐え時を迎えているという構図が鮮明になりました。投資家としては、数字の表面だけでなく、その裏側にある社会の変化を読み解く力がこれまで以上に求められています。今後もこれらの企業がどのような戦略で次の一手を打つのか、目が離せません。
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