2019年12月13日、通信業界に冬のボーナス商戦を上回る熱いニュースが飛び込んできました。ソフトバンクが、若年層をターゲットにした待望の「学割キャンペーン」を遂にスタートさせたのです。今回の施策は5歳から22歳までという幅広い世代を対象としており、スマホデビューを考えている学生やその保護者にとって、見逃せない内容となっています。
目玉となるのは、月額980円の音声通話基本料金が半年間にわたって無料になるという破格の特典でしょう。さらに、動画視聴やSNSを存分に楽しみたい層に向けて、大容量プランでのデータ通信を12カ月間使い放題にするという、まさに「ギガ死」とは無縁の太っ腹なプランを提示しています。SNS上では「動画見放題は神すぎる」「親を説得する材料ができた」といった喜びの声が溢れており、若者のニーズを的確に捉えている印象です。
家庭のインフラを丸ごとサポートする「おうちでんき」との連携
ソフトバンクの戦略は単なる通信料の値下げに留まりません。同社が提供する家庭向け電力小売りサービス、いわゆる「新電力」の「おうちでんき」とセットで申し込むことで、相乗効果を生み出す仕組みを整えました。具体的には、半年間にわたり電気料金の1割相当額を携帯代金から差し引くというものです。これは、家計を預かる親世代への強力なアプローチと言えるでしょう。
ここで注目すべきは「新電力」という仕組みです。2016年の電力自由化により、私たちは地域指定の電力会社以外からも電気を購入できるようになりました。ソフトバンクはこのインフラを自社のエコシステムに取り込み、携帯電話と生活エネルギーを紐付けることで、顧客の囲い込みを加速させています。編集者の視点で見れば、これは単なる割引合戦ではなく、生活全般のプラットフォームを奪い合う高度な戦略だと感じます。
熾烈を極める大手3社の三つ巴!ドコモ・auの動向は?
ライバル他社の動向を振り返ると、NTTドコモは2019年12月1日からいち早く学割の受付を開始しました。こちらは25歳以下を対象に、12カ月間にわたって月々の料金を最大1500円割り引くという、継続的な安さを強調したスタイルを採っています。長く使うほど恩恵を受けられる仕組みは、安定感を求めるユーザー層に支持されているようです。
一方、KDDI(au)は攻めの姿勢を崩していません。例年よりも1カ月ほど開始時期を前倒しし、2019年11月1日から25歳以下の利用者を対象としたキャンペーンを展開中です。他社に先駆けて商戦を仕掛けることで、早期の乗り換え需要を独占しようという狙いが透けて見えます。3社それぞれが割引期間や対象年齢、付加価値で個性を出しており、ユーザーには自身のライフスタイルに合わせた賢い選択が求められるでしょう。
個人的な見解を述べさせていただきますと、現在の学割競争はもはや「安さ」だけでは差別化が難しい段階にあります。ソフトバンクのように「電気」といった生活基盤と連携させる動きは、今後さらに加速するはずです。消費者は単なる月額料金の数字に惑わされることなく、長期的なライフイベントや家庭全体のコストパフォーマンスを見極める目を持つことが、今の時代には不可欠だと言えるのではないでしょうか。
コメント