石川県白山市に本拠を置くディスプレイのスペシャリスト、EIZO株式会社が新たな金字塔を打ち立てました。同社は2019年12月18日、労働安全衛生とエネルギー管理という2つの重要領域において、最新の国際規格を取得したことを公表したのです。このニュースはSNS上でも「日本のものづくり企業が世界標準の働き方をリードしている」と大きな注目を集めており、単なる製品の質だけでなく、それを作る「環境」への意識の高さが称賛されています。
今回EIZOが取得したのは、2018年版の最新規格である「ISO 45001」と「ISO 50001」です。認証にあたっては、ドイツの権威ある第三者認証機関による厳格な監査を2019年11月にパスしました。ISOとは、スイスに本部を置く国際標準化機構が定める世界共通のルールのことです。これに適合していると認められることは、その企業の運営体制が世界レベルの品質や安全性を備えているという、いわば「国際的なお墨付き」を得たことを意味します。
働く人を守る「ISO 45001」と地球を救う「ISO 50001」
まず「ISO 45001」は、働く人の怪我や病気を防ぐためのマネジメントシステムに関する規格です。EIZOでは、現場の危険箇所を事前に見つけ出すパトロールを徹底し、そこで得た気づきを即座に改善へつなげる仕組みが構築されています。単なるスローガンに留まらず、具体的なフィードバックを通じて労働環境を常にアップデートし続ける姿勢は、まさに現代のホワイト企業の模範と言えるのではないでしょうか。
一方の「ISO 50001」は、組織のエネルギーパフォーマンスを継続的に改善するためのルールです。EIZOは毎年具体的なエネルギー削減目標を掲げ、製品製造のプロセスにおける無駄を徹底的に排除する取り組みを評価されました。昨今、気候変動への対応が急務となる中で、製造業が自発的にエネルギー効率を高めることは、企業の社会的責任を果たす上で極めて重要な意味を持ちます。
私自身の視点から言えば、同社が既に環境マネジメントの国際規格である「ISO 14001」を取得済みである点にも注目すべきです。環境、安全、そしてエネルギー。これら三位一体の国際認証を揃えることは、投資家や消費者に対しても「信頼の証」として強力なメッセージになります。品質至上主義のさらに先を行く、持続可能なものづくりの姿勢こそが、これからのグローバル競争を勝ち抜く鍵になるに違いありません。
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