世界をリードするイメージセンサーの巨人、ソニーセミコンダクタソリューションズが次世代のモビリティ社会を見据えた重要な布陣を発表しました。2019年12月19日、同社は新たな組織運営の舵取り役として、2020年01月01日付で春田勉氏を車載事業部長に据える人事を明らかにしています。
イメージセンサーとは、レンズから入ってきた光を電気信号に変換し、デジタル画像を作り出す、いわば「カメラの目」にあたる半導体のことです。スマートフォンのカメラで圧倒的なシェアを誇るソニーが、その技術を車載分野、つまり自動運転や安全運転支援システムに注力させる姿勢をより鮮明に打ち出したといえます。
このニュースに対し、SNSなどのネット上では「ついにソニーが本格的に車を”眼”で支配し始めた」「スマホの次は自動運転のスタンダードを獲るつもりか」といった期待の声が続出しています。画像処理の精度が命となる自動運転において、ソニーの技術力はまさに業界の希望の光として注目を集めているのでしょう。
私個人の見解としては、今回の人事は単なる役職の交代以上の意味を持つと感じています。これまでの娯楽中心のイメージセンサー活用から、人の命を守る「安全装置」としてのセンサー開発へと、同社の優先順位がドラマチックにシフトしている証拠ではないでしょうか。
自動運転の実現には、暗所や悪天候でも物体を正確に認識する高度な知能が必要です。春田新事業部長のもとで、ソニーが培ってきた高感度技術がどのように自動車産業に溶け込んでいくのか、今後の展開から目が離せません。日本の半導体技術が世界を再び席巻する瞬間を、私たちは目撃しているのかもしれません。
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