食卓の危機!2019年コンブ生産量が過去最低へ。高騰する「海藻王国」日本の未来を救う鍵とは

日本の冬、鍋物やおせち料理に欠かせない「海の宝」が今、かつてない危機に直面しています。2019年12月24日現在の状況によりますと、和食の出汁の要であるコンブの生産量が、統計開始以来の過去最低を記録することがほぼ確実となりました。

このニュースに対し、SNS上では「お正月の昆布巻きが高くて手が出ない」「日本の出汁文化が消えてしまうのでは」といった悲鳴や不安の声が相次いでいます。実際に小売価格は過去最高値圏で推移しており、私たちの家計を直撃する深刻な事態となっているのです。

スポンサーリンク

北海道のコンブが激減した衝撃の理由

国内生産の9割以上を担う北海道において、2019年の生産量は1万2710トンと、前年比で2割も減少する見通しです。これには「自然の再生産」のサイクルが崩れたことが大きく関わっています。本来、コンブは冷たい海を好む繊細な生き物です。

専門用語で言う「再生産」とは、親が子を残し次世代が育つ循環を指しますが、近年の地球温暖化による海水温の上昇が、胞子の着生を妨げている可能性が指摘されています。また、重労働を担う漁師さんの高齢化により、20年間で漁家が半減したことも生産力低下に拍車をかけています。

家計への影響は?進む値上げの波

卸値の上昇を受け、食品メーカーも苦渋の決断を迫られています。大手フジッコは、この夏に主力製品を最大10%値上げしたほか、年末の必需品である昆布巻きを2割も値上げしました。価格を据え置く代わりに内容量を減らす「実質値上げ」を行う企業も目立ちます。

SNSでは「ステルス値上げ(価格は同じで量を減らすこと)に気づいてショック」という投稿も散見されます。しかし、加工会社からは「これ以上の値上げは消費者離れを招く」という悲痛な声も上がっており、伝統的な食文化を守る瀬戸際に立たされているのが現状です。

ノリやワカメも不作…海藻王国・日本の岐路

異変はコンブだけではありません。2019年12月5日に佐賀県で行われた今季初のノリ入札会では、出品数が平成以降で最少となりました。沖縄のモズクや三陸のワカメ、ところてんの原料であるテングサまでもが、全国的に深刻な不作に見舞われているのです。

海藻は魚の隠れ家や餌にもなるため、海藻が減ることは漁業全体の衰退を意味します。私は、この事態を単なる食材不足として捉えるべきではないと考えます。自然環境の変化に合わせた「高水温に強い品種の開発」など、今こそ革新的な対策を国を挙げて支援すべき時ではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました